Time Out For Toots/Jean "Toots" Thielmans
(Decca DL9204)
(Decca DL9204)
先日、ブログ仲間のbassclefさんがデッカの動物シリーズというタイトルでログを書いておられましたし、ちょっと前にはやはりブログ仲間のmono-monoさんがコンテンポラリーの動物シリーズなんてのもアップされておりこういう「シリーズもの」は、自分だけでなくビニルジャンキーの皆さんのコレクター魂の琴線に触れるようですね。このbassclefさんのデッカの動物シリーズのログを読んでみるとどうやら全部で9枚あるらしいですね。自分は手許に6枚があったのですが、この中でbassclefさんのコメント欄でちょっと話題になったToots Thielmansを本日はアップしてみたいと思います。
実を言うとこの動物シリーズ、改めてこのシールマンスのアルバムを聞き直してみてその素晴らしさに驚愕しました。もちろん、ハーモニカ自体に興味がない方はそんなに感動はないかもしれませんが、自分はテンホールズですがちょっとハーモニカを演ることもあって、彼のHohner社のハープからくりだされるジャジーなプレイに脱帽です。そしてサイドメンです。このアルバムには3セットの録音があり、副題に"Harmonica with Orchestra"とあるので敬遠されがちなのかもしれませんが、カルテット(ハーモニカwithリズム)、ズートを交えたサックスセクションを加えたセット、トロンボーンセクションを加えたセットの録音があります。さらにご存知のようにギタープレイも非凡なシールマンスが自分のギターをオーバーダブしています。注目はズートのソロもそうですが、リリカルなHank Jones(p)そして非常にタイトなサウンドで脇を固める Doug Watkins(b), Art Taylor(ds)のバッキングの素晴らしさに驚く筈です。ハーモニカの哀愁のサウンドも当然ながら素晴らしく、カルテットで演られる"Tangerine"などは涙ものですね。選曲も素晴らしく、"The Nearness Of You", "In A Sentimental Mood", "You Took Advantage Of Me", "Body And Soul", "Early Autumn"などの選曲はボーカル盤並みですね。
所有盤はDeccaのバーガンディラベルのモノラルオリジナルです。動物シリーズで行くとエヴァンス入りのドン・エリスと並ぶ「犬」ですが、インパクトの強いバセットハウンド(?)のエリス盤よりはボクサー(?)のシールマンス盤が個人的には推したいところですね。
自分もブルースハープは少しやるんですが、ブルースに最適?なセカンドポジションは苦しいんですよね。
吸うばかりで・・・
多分、シールマンスのものは全ての音が出せるタイプ、クロマチックっていうのかなぁ?あまり詳しくないですが・・・
コンテンポラリーのイラストアニマルシリーズ、これもいいですね。自分もこのmono-monoさんが挙げられた6枚、なんとかあるようです。コンポラは6枚ですべてですか?
大学時代にお世話になった板さんにシールマンスのCDを頂き、
聴いてぶっ飛びました。
デッカ動物シリーズ、良いですねェ。
私もがんばらねばと決意を新たにいたしております(笑)
そうかPeifferも犬なんですね。
何か木に止まっている感じなので、リスかムササビかそんなイメージでした。よく見ると犬ですね。
このシールマンスは結構いいと思いますよ!
是非、探してみてください。
ハーモニカを嫌うことのないジャズファンなら絶対に好きになれるアルバムと思います。
camperさん、さっそくのアップ、Thanksです!
うん、うん、そういえば・・・この「犬」だった。
拙ブログの中では、「ヤマネコ」と書いてしまいましたね。どうやら自分の記憶の中で、フレッド・カッツの「ヤマネコ」(これも虎だったようです:笑)と、ごっちゃになってたようです。
camperさんの内容コメントを読むと・・・う~ん、ますますこれは・・・欲しくなっちゃうなあ(笑)
「犬」が3枚なんですね(ドン・エリオット、バーナード・ペイファー、そしてこのシールマンズ)
どうやら中身だけでなく、ジャケットも、ホント、このシールマンズのやつが、困ったような顔してて、一番いいですね(笑)
まあ・・・のんびりと探しますよ。