Juanita!/Juanita Cruse
(GNP 51)
(GNP 51)
もっときいてみたいと思っても、一枚しかリーダー盤がないシンガーというのがありますよね。プレイヤーの場合は、リーダー盤が少なくともサイドメンと言う格好でそのプレイを楽しめることが多いのですが、ボーカルの場合には、多くはリーダー盤を手に入れない限り、そのボーカルを楽しむ事は出来ません。本日のシンガーもそんな一人。ジーン・ノーマンが探し出して来たブルージーなハスキーボイスです。彼女に関しては、情報が少なく、バックカバーのライナーに頼らざるをえません。セントルイス出身、元々はトランぺッターだったと言います。名前からしてアフリカンアメリカン(あるいは中南米系かも?)でしょうか? ジェラルド・ウィギンズ・トリオでデビューを果たしたとされていますが、ここでもウィギンズ率いるグループの演奏をバックに、軽快でスウィンギーなボーカルを聴かせます。メンバーはWiggins(p), Al McKibbon(b), Jackie Mills(ds), William Green(fl, reeds),Emil Richards(vib), Dennis Budimir(g), Jack Costanzo(conga, bongo)で、編曲も得意なWiggginsのソロも随所に聴かれ、なかなかの好盤に仕上がっています。なんでこの一枚しか作成されなかったのか謎ですね。
演奏曲は、スタンダードが多く、彼女の実力をはかるには、まさにうってつけと言った感じで、サイドAが"Alone Together", "Teach Me Tonight", "I Love Paris", "The Midnight Sun", "Fine and Mellow"、サイドBでは"You'd Be So Nice"に始まり"God bless The Child", "Don't Explain"などが取り上げられています。ブルージー歌唱が魅力で、バラードですが自分的にはこの"Don't Explain"が一番の聞き物と思います。
所有盤はGNPのステレオオリジナル盤でDeep Grooveが見られます。このアルバムも彼女は他にリーダー盤がないだけに貴重だと思います。
>mono-monoさん、貴ブログの最新記事~ジューン・クリスティのジャケットがチラと見えて、さあ読もう・・・とするとなぜか画面が自動的にJUGEMのトップに変わってしまいます。ブログのアドレス、jugem.jp/のすぐ後ろに何やら’と)が付いているようですね。またチェックしてみてください。
「もっと他にも聴けないのか?」
ヴォーカルはそんな人ばかりですね(笑)
ロックン・ロールの台頭が無ければ、
女性ヴォーカルはもっと咲き乱れたかもしれませんね。
そう思うと、余計に1枚1枚、愛しくなりますね(笑)
チョッとマイナーすぎましたかねぇ?
発音ですよね。んー。
スパニッシュ系なら日本語表記だと”ファニタ・クルーズ”じゃないかと思うのですが想像です。
だれか教えてくで~!!!
プレイヤーと違い、シンガーは常に主役ですからこのような一枚だけのシンガーが相当いますよね。
それが故に、御指摘の如く一枚が愛しいわけですよね。
こう言ったボーカル、これからも時々アップしますね。
このシンガーのかたまったく初めて知りました。
コンボのメンバーにパーカッションがいるあたりに興味津々です。
ラテンっぽいという訳ではないようですが。
bassclefさんのコメントのなかにありましたように、私のところのブログサーバに不具合があったようです。
私にはいかんともしがたい事情とはいえ(笑)ご迷惑おかけいたしました。
やはりマイナーなんですね。
結構良いボーカルだし、バックもそこそこ!
自分はこのカバーも好きなんですけど・・・
ただしパーカッションの活躍は大した事ないです。
やはり、レイ・バレットやキャンディドなどがいかに凄いかがわかりますよね。