"When Your Lover Has Gone"/Claire Austin
(Contemporary C-5002)
(Contemporary C-5002)
コンテンポラリーのボーカルアルバムと言えばヘレン・ヒュームスが有名だがこんな白人女性ボーカルもいいですね。元々はブルース畑の歌手のようですが, バックがジャズ的になるとこんなラブソング集も作れるぞみたいな、いい味のアルバムです。お持ちの方も多いかも。コンテンポラリーのpopular seriesの一枚としてリリースされたアルバムでCの5000番台というのも珍しいですよね。
伴奏陣はBob Scobey(tp), Barney Kessel(g), Stan Washington(p), Morty Cobb(b), Shelly Manne(ds)というとってもジャシーなメンバーで彼女のやや低めの粘りのある声と良くマッチしていいますね。A-1のタイトル曲"When Your Lover Has Gone"でまずノックアウトですね。Scobeyのトランペットのからみが最高です。A面ラストのラバカンのゆったりとしたノリもいいですね。間奏の ケッセルのソロも美しいですね。B面のThe House Is Hauntedは彼女の最も得意とする曲調かもしれません、ブルース的でここでもScobeyもミュートトランペットが活躍します。"Someone To Watch Over Me", "Come Rain Or Come Shine", "What Is This Thing Called Love"のスタンダードの歌唱もなかなか聴き応えがあって良い仕上がりです。
オフフォーカスのモノクロのカバーもなかなか粋で、コンテンポラリーでは珍しいスタイルですね。バックカバーもタイトル部分に黄緑の背景が使われていて結構凝ってます。グリーンのセンターレーベルですが、ポピュラーシリーズではどれがオリジナルなのでしょうか???
LAの学生街にあった中古屋でシールドのブツを買ったんですが、帰国して開封してみたら、中身がバーニー・ケッセルの「Lets Cook」だったという……(笑)
プレス工場のミスか、中古屋の陰謀か?
真相は不明ですが、後の祭でした。
値段は忘れましたが、そんなに高くは無かったのが救いです。
結果的にジャケットしか持っていませんが、一時、自宅の壁に飾っていましたよ。素敵ですからねぇ♪
自分も同じような経験があります。dave grusinのエピック盤を米国から購入したときに,中にeddie chambleeが入っていた事があります。これってがっかりしますよね。
でもサイケさんのようにSEALEDで違うのが入ってるともうどうしようもないですね!(悔しいですよね)
中古レコードショップって自分たちでシールするのですかねぇ?
自分の場合はrefundしてくれましたが・・・
LAの学生街というとwestwoodですか?
CDは2in1で、もう1枚は10インチ盤で Good Time Jazz L-24「Claire Austin Sings the Blues」です。
ジャケットの内側に彼女の写真がありますが、このジャケットとは似ても似つかない姿にがっくりします。
CDは最近、2in1が多いですよね。
いくらたくさん収録できるからといってこういう企画はどうかな?と疑問を持ってしまいます。
sings the blues with Kid Oryは自分も見たことがありますよ。
眼鏡をかけたClaireが歌っているカバーでしたっけ?確かにこのコンテンポラリーとは異なりますね。写真うつりは当てになりませんね。
当時の私にはどうも安らげないアルバムでした。
懐具合の良くない時期でしたので、欲しいアルバムがあれば聞かないものを売って購入ということが多かったんです。
でもそのころは1枚1枚真剣勝負で購入してましたね。
それに比べると今は(笑)。
そういうお話を聞くと、耳が痛いです。
真剣勝負で厳選してcollectしていけばいいのですが、自分はこれができずに膨大な量になってしまっています。
そのときピンとこなくても聞き返して、いいじゃん!って思うことがあるのも事実です。
自分も資金が苦しかったときには全く購入しない時期もありましたが・・・でもせっかく自分の所に来た盤なのでなんとかここを最後の住処にしてやろうと極力手放してません。そのため雨降り盤、skip盤もそのまま置いてあるんですよ。(笑)