67camper's Blog

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バックの好演が光る洗練された黒人ボーカル

2008-08-11 23:41:54 | jazz & vocal
Clea Bradford With Oliver Nelson & Clark Terry
(New Jazz 8320)


 黒人シンガーの中にも、洗練されたスタイルのシンガーというのがいますよね。エセル・エニス等にも共通するところがありますが、本日アップのクレア・ブラッドフォードなどもそんなカテゴリーに入るのかも知れません。黒人独特のシャウトすることがあまりないですが、伸びのある艶やかな声、独特のブルースフィーリングはさすがです。クレアのアルバムはこの他カデットなどにもありますが、バッキングメンバーもスモールコンボというこのアルバムがやはり代表作であろうと思います。

 メンバーはClark Terry(tp), Oliver Nelson(ts)のフロントにPatti Bown(p), George Duvivier(b), Chauncey Westbrook(g), Bill English(ds)という布陣です。A-1の"This Love Of Mine", A-4の"Skylark", A-5の“They Can't Take That Away From Me"、B-2の"Somebody Loves Me", B-3の"Willow Weep For Me", B-5の“I Cried For You"等スタンダードにみせる彼女の聴き応えのあるボーカルが楽しめます。バックのテリーのミュートトランペット、味のあるボーンのピアノなどインストファンにも楽しめるサポートぶりです。

 所有盤はブルートレーべル、シルバートライデントのプレステッジ盤です。こういう渋いシンガーもいいですね。