67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

明後日はVW久しぶりのイベントです!

2008-08-01 21:20:51 | Volkswagen

 毎日、暑いですね。今年も、夏恒例の岡山のKdF Treffenの季節になりました。今まで会場となっていた赤磐市の「ドイツの森」が今年は会場として使えなくなり、開催中止も危ぶまれていました。しかしながら地元岡山のVWオーナーの取り計らいで以下のスケジュールでの開催が可能となった訳です。お試し参加も出来るようなので近隣の方はいかがですか?

玉野市「深山公園」フォルクスワーゲン・トレッフェン
日時:8/3(日)
場所:深山公園/岡山県玉野市田井2丁目4490

【VW展示参加】
VWの展示参加は、クラブのメンバーに限りますが、
当日入会、また「お試し参加」も出来ます。

参加費:メンバー無料/お試し参加1,000円
集合:道の駅みやま公園駐車場に9時まで


へんてこりんタイトルに驚く事なかれ!

2008-08-01 00:06:49 | jazz & vocal
Traditionalism Revisited/Bob Brookmeyer
(World Pacific PJ 1233)


 実験的ジャズというのは概して面白くはないことが多いと思っているのは自分だけでしょうか? Traditionalism Revisited(邦訳:伝統主義への回帰)、このへんてこりんなおどろおどろしいタイトルを聴いただけでメゲてしまいそう・・・。ましてや実験室が似合う?ジミー・ジュフリー入りとなると腰が引けるのも無理はないです。しかし、このカバーは有名だしジャズファンならブルックマイヤーにジム・ホールとくればやはり気になるに違いない。英語表記なら何とも気にならないタイトルですが、この伝統主義への回帰、いったん何をやらかしているのかと心配になってしまい手が出ない方もおられるのでは???

 本アルバム、録音は57年ですが、この年代より前のスィング、デキシーエラの名曲にBob Brookmeyer(vtb, p), Jimmy Giuffre(cl, bcl, ts), Jim Hall(g), Ralph Pena(b), Dave Bailey(ds)のクインテットで挑戦したものであり、それほどに実験色は強くないのです。A-1の"Louisiana"からスウィンギーなジャズが展開されます。深遠なる音色を生かしたブルックマイヤーのバルブトロンボーンとジュフリーのテナーのソロと終盤にみせる両者の対位的な絡みなど絶妙でスウィングジャズが好きな方には涙ものです。続く"Santa Claus Blues"のジュフリーのクラリネットのソフトな音色にも脱帽です。ピアノで参加のブルックマイヤーもいいですし、ジムホールのギターも味わい深いですね。B-1の”Sweet Like This"はキング・オリバーの名演がありますが、ここでのブルースフィーリングも素晴らしく、その名演のソロを踏襲しながらもモダンな感覚をかもしだすブルックマイヤー、ジュフリーが最高です。B面終盤の曲としては有名なBGの"Don't Be That Way"、ファッツ・ウォーラーの"Honeysuckle Rose"に於けるブルックマイヤーのピアノ、ボントロの両者を駆使したソロもファンには嬉しいものですね。

 所有盤はワールドパシフィックのモノラル盤です。恐らくオリジナルだろうと思っているのですが、ロック畑に行っちゃったパシフィック博士のNOTさんに聞いてみたいものです。