67camper's Blog

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白人バイブの雄、テリー・ギブス

2007-04-03 04:27:55 | jazz & vocal
Terry Gibbs Plays The Duke/Terry Gibbs
(EmArcy MG-36128)


 考えてみるとバイブラフォンプレーヤーというのはハンプトン、ジャクソンを筆頭に多くは黒人プレーヤーでありますが,白人にも何人かの優れたプレーヤーがいますよね。筆頭はゲイリー・バートンでしょうが,他にもデイブ・パイク,エディ・コスタ,カル・ジェイダー等とともに忘れてはならないのがこのテリー・ギブスだと思います。以前にインパルス盤をwebでアップしていますが,ギブス自体は1924年生まれと結構古いプレーヤーであり,エマーシーに録音された数枚のリーダーアルバムも忘れることが出来ません。本日のアップはこのエマーシー盤のなかから、エリントン曲集をアップしましょう。

 メンバーはTerry Gibbs(vib, marimba), Pete Joly(p), Leroy Vinnegar(b), Gary Froman(ds)の四重奏団です。選曲もエリントンの有名曲ばかりで聴きやすく,スウィンギーなギブスのバイブ,マリンバが堪能できます。特にB-1の"Sophisticated Lady"の余韻を引きずりながら展開されるバイブやB-2の"Do Nothin' Till You Hear From Me"でのマリンバが最高ですね。またピート・ジョリーの卓越したアコーディオンプレイもききもので、A-3"Caravan"でのドライビングなソロは聞き逃せません。ベースのビネガーは終始安定したビッグトーンで全体として芯の通った好アルバムに仕上がっています。

 所有盤はエマーシーのブルードラマー、モノラル盤で金属製のバイブ,ウォームなマリンバ、アコーディオン、太いベースの録音も良くギブスの中でも愛聴盤の一つです。テリー・ギブス、もっと評価されても良いのでは?