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ある化学工学系大学教員の大学とあまり関係ないブログ.twitterやFacebookに載りきらない長文の置き場.

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実験レポートについて

2007年11月16日 | 講義(実験)
前の記事で学生実験のことを書いたが、その続き。

初歩的なことで問題のあるレポートが多いのだ。

 ● 数値に単位が示されていない
 ● 有効数字が考慮されていない
 ● 計算過程が示されていない、または不十分
 ● 「実験がうまくいってよかった」等の感想を考察として書いてくる

などはまだいい方で、

 ● 鉛筆書き
 ● 字が汚くて読みにくい
 ● 文の意味が掴めない
 ● 設問を解いてこない

というのもある。今に始まった話ではないけれど、何とかしないと。

査読していたティーチングアシスタントもさすがに悲鳴を上げた様子で、次回の実験では現在学生さんに配布している「レポート作成ガイド」に加えて「レポート作成ガイド2」なる文書を作って徹底させようと言ってきた。

前向きな提案だし、本当なら賛成したいところなんだけど、今回は敢えて却下。

1枚のガイドを2枚に増やしたからといって学生さんがきちんと読むわけではないことは、これまでの経験からほぼ確実に断言できる。

レポート作成という作業は、書式や構成などある種の「型」を忠実に再現するという面がある。書く側-読む側の間でのこの「型」の共通理解が、正確で客観的な情報伝達を担保する。だからこの学生実験でそうした「型」を尊重する意識を養って欲しいと思っている。そうした考えから、ガイドの分量を増やして多くの「型」を示すやり方を敢えて避け、「きちんと伝わるレポートを書いて欲しい」という趣旨のことを口頭で訴えることにしたわけである。

はてさて、結果はどうなることやら。
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