チャンネル桜・瓦版:世論(多数意見)の真逆(少数意見)がほとんど正しい・西村浩一ブログ

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 「自由と平等。」は、実質なき建前:チャンネル桜・瓦版、病気やケガを治すのは、医者でも薬でもない

2015-10-11 11:39:09 | 没落する欧州

    <「自由と平等。」は、実質なき建前>

 フランス革命時代の「自由と平等。」は、いかにもヨーロッパの豊かな伝統を継ぐ「偽善的。」な標語だった。

 フランス革命が生み出した積極的な遺産は、たった2つで、1つは世界中の成文法がお手本にしている「ナポレオン法典。」であり、もう1つは度量衡をメートル法で統一したことだ…。

 それでは、フランス革命の負の遺産は何か?

 こちらは数え切れないほど挙げることが出来るが、最大のものはフランス国内政治、ヨーロッパ諸国との外交のありとあらゆる分野で「遺恨試合。」の種をまいてしまったことだろう。

 フランス国内では革命党と王党派、そして革命党内の穏健派と急進派はその後2,3世代にわたりパリコミューン政府の樹立と崩壊頃まで、血で血を洗う「『報復』合戦。」をくり返してきた…。

 また、革命フランス政府が「自由、平等、友愛。」の旗印の下にヨーロッパ中に樹立した親フランス政権は、現地の人たちから侵略者の傀儡政権と見なされ、激しい抵抗運動が起きた。

 フランス側の仕掛けた大陸封鎖とイギリスによる逆封鎖による武力抗争の影響は、南北アメリカ諸国まで及び、ここでも、その後何世代かにわたる反目と戦争のタネが蒔かれたのですよ…。

 結局、フランス革命の影響としての非常に大きなマイナスは、ヨーロッパ、南北アメリカ諸国の大衆に状況判断とはかけ離れた「党派性。」を植え付けてしまったことでありましょう。

 父親の代とか祖父の代から「血みどろ。」の抗争を繰り返してきた相手とは相容れない程の『遺恨』が積もっているので、王党派なら王党派、共和派なら共和派を支持し続けるという人たちが広範に「今でも。」存在するのだ…。

 これはアメリカ人の支持政党は、いまでも70%ぐらいが親の支持政党をそのまま『継承』しており、親が民主党なら民主党を、共和党なら共和党を支持するのでありますよ…。