脳腫瘍の夫と共に

2010年4月グリオーマと診断された夫との手探りの日々…

私なりに

2013-05-15 02:37:00 | 私の思い 3
私はここにたくさんの弱音を書く。
それは、
誰にも語れないことだから。


私の回りの人はほとんど
こんな私の姿を知らない。
とりわけ
今の職場では直接利用者さんと関わることが多いので
いつも神経をはりつめている。


自分の状況を分析してみる。

夫への思い。
激しい後悔と懺悔と
熱烈な思慕と
切り裂かれるような痛みと。
それらに翻弄されるようにして
さまざまな症状がある。
味覚がない。
調理ができない。
家事ができない。
思い出せない数々のこと。

それらの症状は
苦しいけれど
決して
自分の状況を悲しんではいない。

人生や生き方を語れるほど
私は強くないので
ただ、ただ、
この状況を受け入れて
こんな自分として
生きていくしかないのだ、と思う。

夫が
自分の状況を受け入れて
それでもなお
私たちの生活を案じ続けてくれたように。
急激に悪化してゆく病状の中でもなお、
自分のことより
周りの人のことを気遣っていたように。
そんなふうに
生きてゆきたいと思っている。




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