『生き物は必ずいつか死ぬ。
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たとえ自分のいのちが終ったとしても、
自分の考えが残っていれば、
それは「いのちがつながっている」ということだ。』
夫の思いを引き継いでいくことだけが
今の私にできる
「夫のいのちをつないでいく」ことなんだと
あらためて思った。
弱虫で
鬱のどん底で
涙が止まらなくて
それでも
娘の前では笑っていなければならなくて
仕事場では「しっかり者」を演じて
(そろそろ化けの皮がはがれてきたけれど・・・)
夫の法要の準備も
何も進まなくて
ただ
ただ一日いちにちを
やっとの思いで過ごしているだけでも
そんな私だけど
それでも
最後まで
自分のことより
相手のことを優先させた
夫の生き様を
ちゃんと引き継いでいかなくてはいけないのだと
必死で自分自身に言い聞かせている
「いのちがつながっている」ということは
夫の思いが
今も私の中で生きているということ。
夫の思いを
私が引き継いでいくことだけが
夫のいのちを生かし続けるということ。
哀しみは
哀しみとして
私の大切な一部なのだと認めよう。
そして
これからも夫と共に歩いていこうと思う。