脳腫瘍の夫と共に

2010年4月グリオーマと診断された夫との手探りの日々…

薬のおかげで…

2011-12-01 06:20:19 | 日記 2
先日心療内科で追加していただいた薬(漢方薬2種類)のおかげで
あんなに頑固に続いていた胃の痛みと食欲不振から解放されて
夜もかなり眠れるようになったのだけど
朝に薬が残っていて、
起きるのがつらい。
でも全く眠れないよりはいいので
朝、がんばって気力で起きている。

幸い、来週までは仕事が忙しく早く出掛けなければならないので
そのために気合いが入れられる。

思えば、
仕事がないころが一番落ち込みが激しかった。
自分が家庭も犠牲にして取り組んできたいくつかの活動に戻ることもできず、
どこにも私の居場所がない感じで
毎日、後悔と懺悔の嵐の中をさ迷っていた。
今は、
忙しい仕事と
その合間を縫っての音訳活動も再開して
少しずつ好きな読書をする時間もとれるようになってきた。
今の生活の中での時間配分ができつつあり(まだ下手だけれど…)
これが「時間がたてば落ち着くよ」と身近な人たちから言われていたことなのか…と思っているが…
確かに表面的には「落ち着いて」
生活は淡々と過ぎてゆくのだが…
心のそこに渦巻く思いは変わらない。
それはふいに
心すべてを激しく攪拌する。
それでも、こうしてずっとこの思いと「共存」してゆくのだろうな…と思うこの頃…

今日も1日が始まる。
私にだって
残されている時間がどれだけかはわからない。
私に許されている時間のすべてを
有意義にすごさなければ
夫の思いを引き継いだことにならないと思い、
今日も精一杯生きようと思う。