6月11日、名古屋、若宮公園から出発した人々は、約800人。
栄~中部電力本店前を通り、名古屋の街を歩く人々に、思い思いに「原発をやめよう!」「人々を傷つけない電力を使おう!」とアピールしました。
全国144ヶ所、海外も含めると約400ヶ所で、6万7千人の人々が、同じ日に、同じ思いで訴えました。名古屋のイベントに参加下さった皆さん、お疲れさまでした。
まだまだ、これからも、脱原発社会を実現するために、一人一人が声をあげていきながら、行動し、生活し続けていきましょう。
集会で読み上げたアピールを掲載します。
参加された皆さんの拍手をもって、承認されました☆
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<6.111脱原発100万人アクションinあいち> 集会アピール
3月11日に起きた東日本大震災から、3ヶ月が経ちました。
地震と津波で1万5千人以上の方が亡くなり、今なお行方不明の方が8千人以上もいます。また、大切な家族を失い深い悲しみの中にいる方、避難所や仮設住宅で不自由な生活を送る方々もまだ沢山います。一日も早く穏やかな生活に戻れることを、心から願ってやみません。
一方、この震災を「人災」によって更に深刻にし、長期化させているのは、未だ収束の目処もつかない東京電力福島第一原発の大事故です。既に85万テラベクレルという気の遠くなるような放射能を海と空にまきちらし、すさまじい環境汚染を引き起こしています。
放射能は、「うつくしま」福島と呼ばれた美しい東北の地に暮らす人たちの生活を、根こそぎ奪い去りました。今もふるさとを後にできない人々は、将来の病気に怯えながら、子どもたちでさえも日常的に高い被ばく線量を浴び続けています。地震国日本で、電力を原子力に依存し続けた結果が、これだけ残酷なことを人々に強いているのです。
しかし、ここに居る私たちもまた、この先世代を越えて放射能の影響から逃れることはできないでしょう。
国と電力会社は、自らの過ちを猛省し、情報隠しをやめて一刻も早い事故の収束に全力を尽くさなければなりません。そして政治家たちも、この期に及んで原発利権の温存を図ろうとしたり、国民不在の権力闘争に明け暮れるのをやめ、被災地の復興に集中して取り組むべきです。
地元中部電力の浜岡原発は、一時的とは言え止まりました。原子力を推進してきた国も、福島の大きな犠牲があってはじめて、東海地震の震源域真上にある浜岡原発の重大な危険性に気づいたのです。
大多数の人がこの浜岡原発の停止を歓迎しています。そしてこのことを契機に、都会の膨大な電力のために、遠くの人たちに原発の危険や地域のあつれきを押しつけてきたことにも気づきはじめています。私たちは、経済成長の名の下で、企業の利益を優先した消費拡大戦略を受け入れ、過剰な消費を当り前としてきたことも反省しなければなりません。
原子力発電は、「差別」の上に成り立つエネルギーです。被曝労働なしには動かすことも事故の始末もできません。ウラン採掘から放射性廃棄物の処分に至るまで、放射能で人を傷つけます。たった数十年間の電気のために、膨大な死の灰のゴミを作り、10万年先の子孫にまでそのお守を押し付けるのです。
人を傷つけるエネルギーは、もうおしまいにしましょう。
放射能もCO2も出さない発電方法はたくさんあります。
電気をたくさん使わなくても、豊かに暮らせる方法はあります。
だから、「ずっとおやすみ♡ 浜岡原発。」もうこれ以上電気のために頑張らないでください。
次の世代にいのちをつなげていくために、私たちは今こそ「原発のない未来」を選びとらなければなりません。
そのために今ここに集い、改めて「原発はもういらない」と宣言します。
2011年6月11日
6.11脱原発100万人アクションinあいち 参加者一同
栄~中部電力本店前を通り、名古屋の街を歩く人々に、思い思いに「原発をやめよう!」「人々を傷つけない電力を使おう!」とアピールしました。
全国144ヶ所、海外も含めると約400ヶ所で、6万7千人の人々が、同じ日に、同じ思いで訴えました。名古屋のイベントに参加下さった皆さん、お疲れさまでした。
まだまだ、これからも、脱原発社会を実現するために、一人一人が声をあげていきながら、行動し、生活し続けていきましょう。
集会で読み上げたアピールを掲載します。
参加された皆さんの拍手をもって、承認されました☆
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<6.111脱原発100万人アクションinあいち> 集会アピール
3月11日に起きた東日本大震災から、3ヶ月が経ちました。
地震と津波で1万5千人以上の方が亡くなり、今なお行方不明の方が8千人以上もいます。また、大切な家族を失い深い悲しみの中にいる方、避難所や仮設住宅で不自由な生活を送る方々もまだ沢山います。一日も早く穏やかな生活に戻れることを、心から願ってやみません。
一方、この震災を「人災」によって更に深刻にし、長期化させているのは、未だ収束の目処もつかない東京電力福島第一原発の大事故です。既に85万テラベクレルという気の遠くなるような放射能を海と空にまきちらし、すさまじい環境汚染を引き起こしています。
放射能は、「うつくしま」福島と呼ばれた美しい東北の地に暮らす人たちの生活を、根こそぎ奪い去りました。今もふるさとを後にできない人々は、将来の病気に怯えながら、子どもたちでさえも日常的に高い被ばく線量を浴び続けています。地震国日本で、電力を原子力に依存し続けた結果が、これだけ残酷なことを人々に強いているのです。
しかし、ここに居る私たちもまた、この先世代を越えて放射能の影響から逃れることはできないでしょう。
国と電力会社は、自らの過ちを猛省し、情報隠しをやめて一刻も早い事故の収束に全力を尽くさなければなりません。そして政治家たちも、この期に及んで原発利権の温存を図ろうとしたり、国民不在の権力闘争に明け暮れるのをやめ、被災地の復興に集中して取り組むべきです。
地元中部電力の浜岡原発は、一時的とは言え止まりました。原子力を推進してきた国も、福島の大きな犠牲があってはじめて、東海地震の震源域真上にある浜岡原発の重大な危険性に気づいたのです。
大多数の人がこの浜岡原発の停止を歓迎しています。そしてこのことを契機に、都会の膨大な電力のために、遠くの人たちに原発の危険や地域のあつれきを押しつけてきたことにも気づきはじめています。私たちは、経済成長の名の下で、企業の利益を優先した消費拡大戦略を受け入れ、過剰な消費を当り前としてきたことも反省しなければなりません。
原子力発電は、「差別」の上に成り立つエネルギーです。被曝労働なしには動かすことも事故の始末もできません。ウラン採掘から放射性廃棄物の処分に至るまで、放射能で人を傷つけます。たった数十年間の電気のために、膨大な死の灰のゴミを作り、10万年先の子孫にまでそのお守を押し付けるのです。
人を傷つけるエネルギーは、もうおしまいにしましょう。
放射能もCO2も出さない発電方法はたくさんあります。
電気をたくさん使わなくても、豊かに暮らせる方法はあります。
だから、「ずっとおやすみ♡ 浜岡原発。」もうこれ以上電気のために頑張らないでください。
次の世代にいのちをつなげていくために、私たちは今こそ「原発のない未来」を選びとらなければなりません。
そのために今ここに集い、改めて「原発はもういらない」と宣言します。
2011年6月11日
6.11脱原発100万人アクションinあいち 参加者一同