深海の彩色・・幻想植物コラージュ「青(おう)の植物園」橋本由紀子

2017-12-18 09:50:29 | 日記・エッセイ・コラム
橋本氏が出される新刊にはいつもド肝をぬかれる。彼女が創作するコラージュと詩のコラボレーションは不思議な明るさを汲み出している。押花はあたかも深海の色合いに光を当てているかのようである。その中に浮かび出るいくつもの顔は魔女のようであり、いたずら好きの少女のようでもある。詩は空間を自由に創造して面白い言葉が飛び出したり、クソ真面目な文化が羅列されたりでアイロニーとウィットで読む人を飽きさせない。七月堂から出ています。

  

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2 コメント

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すぐ感化されます (ズー)
2017-12-21 09:16:42
わたしもノウミソサボテンを窓際にしばらく置いてから、水をやりたくなりました。

こういう散文っぽい詩、好きです。
想像力を駆使しなくても、意図が劇場型に見えてくるみたいで。
すっとぶ想像力 (tefutefu)
2017-12-21 09:47:37
橋本さんの文章は発想と展開とオチの面白さだと思って読んでます。

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