「オバマ大統領」の方向 NHＫスペに見た/MBSさん、ゴメン

民営化ひとつ覚え首相にも似た軽いノリ。それが民の心をつかんだ…と思える昨18日のNHKスペシャルだった。ワーキングプアー映像ばかり、といった点は置く。
　
健康保険に入っていない離職者が、我が子の医療費に苦しみながらも、オバマに傾く。画面では、こうした例が他にも。逆にクリントンに傾く例は見られない。
　
流れは、その通リか。You-Tubeが衛星放送に勝った、とも。今後逆転はないのかも。画面では、元大統領が夫人にしきりに耳打ちしていた。あんな光景がプラスになるのか。

クリントン陣営のトップが辞任したさい、AP通信の表現は当初、replace（更迭）だった。が、2日後、同じ通信社の表現はstep　down（身を引く）に変わった＝19日付DailyYomiuri・コラムIN　A　WORDから。k

更迭と、身を引くでは違う。だれが大統領になるにせよ、地球が平和に、かつ豊かになればいいのだが。

▽ MBS川柳＝19日の「はやみみラジオ」から。
と、いくところ、本日は休載に。昨18日に川柳を番組で紹介するさい、2度繰り返して欲しいとお願いしておきながら、ネボーし、聞き逃す。反省―。

快挙だニッポン 244位錦織、12位を破りツアー初V/MBSにお願い

　やるぞ、若い力は次から次へ。18歳・錦織圭は、決勝で第1シードのブレーク（米）に逆転勝ちした。ツアー出場は6度目で、日本勢として松岡修造が1992年、韓国オープンを制して以来の快挙＝時事ほか。
　
　松江出身、5歳でテニスを始め、渡米し4年余り。決勝進出を決めたさい、どう（英語で）話していたか=18日付DailyYomiuri・ロイター電。

　I was mentally tired but I tried to fight more and I am just so happy.　精神的に参ったけど、ナニクソ?と頑張った。とても嬉しい。

　一方の敗れたQuerrey 選手（米）の勝者へのコメント。clean　as　a　whistle　清廉、見事、とベタぼめだ。ただし、勝って故郷へ電話すると、次は負けてばかりなので電話しない、とか。

　▽　MBS健康川柳＝18日の「はやみみラジオ」。

　「JALさんは　離陸間違え　上の空」
　ボンバルディア同様、よくも持ちこたえている。
　以下、古川柳？
　「寝ていても　ウチワの動く　親心」
　あぁ亡き母上。涙が止まらない…。
　「ちっとづつ　母手伝って　ドラ（息子）にする」
　子は親の鏡。

　　＜水野さん、かい枝さん、お願い。川柳を番組で紹介するさい、2回繰り返してもらえませんか。正確にメモするためです。ネボケまなこで、聞き逃すこともありますので。＞

漏れていた通信社電 官庁ハッカーの仕業/ヒラリー、ボクシングのグローブ手に反撃！

　昨年末、オランダ政府のスポークスマンがGPD通信社に電話し、記事内容に注文を付けた。が、その記事は同社が発信していなかった。なぜ分かったのか＝ロンドン・タイムズ（17日付DailyYomiuri）。

　通信社側の調査では、同社のシステムにSocialAffairs省のハッカーが2006年から組織的に侵入していたようだ。

　同省Donnner大臣は自分の関与は否定したものの、容疑は認めた。結局、4人が御用となり、裁判を待っている。元同社員カップルが中心で、ふたりとも同社を退職、同省に再就職したさい、パスワードを新たに入手したようだ。
　
　ハッカーがバレたのは、個性派のDonnner大臣についての記事で、クレームをつけたことから。通信社は、ハッキングは計366回、としている。大臣の辞任を野党は強く求めている。

　▽オバマは口だけ、とばかり。ヒラリーは、予備選を控えるオハイオで、speech（口先だけ?）かsolution(解決策)の選択だ、などといっている＝17日付DY紙。現地報告によると、クリントンはオバマに決戦を求めボクシングのグローブを持ち出している、とか。オバサンがボクシング！　変じゃないですかー。

米不景気ホンモノ? あのNYタイムズが記者首切りへ

NYタイムズといえば、米は無論、世界じゅうの新聞のスター。それが今年、記者職100人カットに初めて踏み切る＝16日付DailyYomiuri・APと、AFP。
　
経営陣が14日、編集局集会で明かした。経済の不調と、ネットの追い上げが原因。人員は自然減、他社の買収はじめ、lay-off（早い話、クビ?）を含む。

同社の編集部門は1332人と米最大の陣容で、予定の100人は8％に当たる。系列紙BostonGlobeなどで、これまで計125人をカット済という。が、さすが本体のNYタイムズはflag-shipといった存在のため、これまで”手つかず”だった。

売り上げは昨年、32億㌦ながら収益は10％に満たない。広告収入が減っているほか、報道ではイラク戦争、大統領選に経費がかさむ。ライバル紙WallStreetJounalの政治報道強化も苦しい原因のひとつ。

　米紙大手では、LAタイムズが1200人から現在900人まで減らしたのが知られている。

MBS健康川柳を一挙大公開/免疫力アップ 加で新発見

カナダの研究者が、免疫力を向上させる方法をマウス実験で成功した。人間に適用できるようになれば…＝15日付DailyYomiuri・ロイター電と、BBC。

McGill大の研究者たちは、マウスの2遺伝子を不活化inactivateさせた。これはインターフェロンの発生を抑制する遺伝子で、antiviral（抗ウィルス）作用を持つインターフェロンがぐんと生成された。

マウスはインフルエンザはじめ、多くのウィルスに対し抵抗力を示した。マイナスの影響も見られなかった。多くの犠牲を出してきたインフルエンザで、新たな対策が生まれるかも…。

▽MBS健康川柳＝15日の「はやみみラジオ」。
毎週金曜日は、おなじみ健康川柳。きょうは一挙大公開。
株安だなんだ、不景気話を吹き飛ばせ。
「ハトポッポ　マメに失言　繰り返す」　まず、（阿呆）務大臣。

「夏がいい　夏になったら　冬がいい」
「湯たんぽを　夫婦でひとつ　ぬくい夜」
「雪だるま　お前もおなかが　残るのか」
「義理チョコを　患者へ配る　歯医者さん」
「よっこらしょ　誰の体や　どっこいしょ」
「粗食でも　太る体が　いとおしい」
「これ最後　ひと口食べては　これ最後」

そのときクリントン陣営/ナポレオン毒殺なかった 子供時代の髪からもヒ素 伊研究そのときクリントン陣営

　伊のチームが、伊・仏両国の博物館にある本人の毛髪複数を調べたところ、幼少期、晩年と検出されたヒ素に濃度で大差なかった。つまり、ヒ素で中毒死したとはいえない=14日付DailyYomiuri・ロイター電ほか。

　最初の妻ジョセフィーヌ、2番目の妻との息子のほか、現代人の毛髪も調べた。その結果、200年前のものから、いずれも現代人とは100倍もの濃度を確認した。

　ナポレオンは1821年、51歳で死去したが、検出されたのは中毒死するほどの量ではなく、今後死因をめぐって論争がさらに続きそうだ。

　▽完敗続きのクリントン陣営で、今度はナンバー2・Henry氏が辞任。そそくさと去る人物と思えぬ、その弁は。一見の価値あり。

　Out of respect for Maggie　(新リーダーを指す)　and　her　leadership　team　I　thought it　was　the　best　thing　to　do.

　「新しいリーダーに敬意を表して、辞任するのがベストだ」などと堂々としたもの。

ギョウザ、五輪だけでない 印国境うごめく中国軍

　中印間の国境が画定していない地域で中国軍の動きが活発だ。インド誌によると、3000㌔にわたる未画定地で2年間に「侵犯」は300回に及ぶ＝asahi.comほか。
　　
　活動は従来なかった地域にも広がっている。05年、みずからインド領と認めたシッキム州や、双方の主張に隔たりの小さい所でも見られる。
　　
　1月末、訪中を終えたばかりながら、シン・インド首相はそうした地域を訪ね、道路、発電所の建設計画を発表し、中国側をけん制した。

　両国間で経済は無論、昨年は合同で軍事演習するほど関係が強化しており、インド外務省は「関係に悪影響を及ぼしてはならない」と表立った発言は避けている。既成事実を重ね、実際に欲しい領域と交換するのが、中国のねらい…これは、インド誌記者の見方だ。

　さすが周りを外国で囲まれた国柄、油断ない動き。なにしろ、第二次大戦後に北朝鮮以外とはすべて戦火を交えたのだから。18世紀末、清朝は対グルカ（ネパール）戦でヒマラヤ越え（ナポレオンのアルプス越え?）を敢行したものだ。　　

ギョーザは天の配剤か/ネズミ大発生 危うし住民の食料 バングラ

　まず、バングラ。西部、インド国境の村々にネズミの大群が押し寄せている。食料を食い尽くし、被害は15万人に及ぶ。半世紀ぶりに咲いた竹の花が原因。20年来領土紛争も続く地域だ＝11日付DailyYomiuri・AFP時事電とBBC。

　竹の花は昨年、インド国境のLusaiHills　で咲き始めた。大群が押し寄せ、せっかくの収穫を食い尽くし、ネズミは食う－増える－食う、の悪循環。住民はわずかに残る食料で飢えをしのいでいる。

　当局は緊急事態を宣言し、食料を配っているが、被害は300㌔に及び、Sajek,Farua,Bilaichhariの3地区はひどい。現地では「なにを植えても、数時間で食い尽くされ、まるでscorched　earth（焦土）」との声が聞かれる。

　ネズミ人口！が減るのに数年かかるらしく、長期戦になりそう。現地では、自治権を求める勢力が運動を続けた結果、2500人もの命が奪われており、ダブルパンチだ。

　▽　Food for thought　「食品で考えさせられること」　これも食関連。英誌エコノミスト日本向け予告にあった見出し。久しぶりにお目にかかった。ギョザー騒動 ? にひっかけている。ジーニアス大英和には、考える糧、思考材料（カシオ電子辞書）などと。某元首相の言い草、イヤ失礼、主張じゃないが、これから食育なるものが実現すれば、不幸中の幸い blessing in disguise 。

MBS川柳/ボーナス70億円 ウォールSのボス/また橋下知事/中国平常

　サブプライムなんて知るか…。景気のいい話を、たまに。ゴールドマンサックス（GoldmanSachs）CEO・Blankfein氏。ボーナス6790万㌦は時給で16000㌦（168万円）。時給です、念のため＝ワシントン・ポスト紙（DailyYomiuri・1月31日付）。
　
シティ47%ダウンを筆頭にがた落ちしたNY金融大手7社のうち、ひとり8%近い上昇を記録したためか。ウォールS全体では、一人平均19万㌦だったボーナスも、07年は18万㌦になった。
　
とはいえ、株価が半分になっているのに、と声が聞こえそう。業界内部では、稼ぎのいいデキる者にはちゃんと酬いるのがならわし。でないと、逃げられるかららしい。それに、サブプライム以外では好調な部門もあるという。

▽ 寒波・大雪の混乱収拾へ。中国の状態は10日、normalになったよう。被害は、死亡80人、家屋損壊30万戸、経済的な損害は110億㌦にのぼる＝11日付DY・ロイター電。

▽ 府債ゼロ公約を撤回。連日橋下さん。4年もつのかなぁ。

▽ MBS川柳＝11日の「はやみみラジオ」。
スターぶりは清原級か。すくすく育て。

　　「中田です　挨拶代わり　場外弾」　
　　「初ホーマー　ハムハム王子に　なれ中田」　
　

橋下知事に二言はないか－天下の？NHKに出演拒否

　＋＋＋（英字新聞チェック、本日休載。あしからず）この若さを生かせば、と書いた昨日（9日）の期待が裏切られたか。

　8日夜出演のNHK関西特集をめぐるトラブルで知事は、今後取材はともかく、NHKに出演はしないと9日述べた。

　番組に当夜30分遅刻したのは、東京からトンボ返りした直後という点と、出演した他の番組が同時間に関西TVでオンエア中だったのが響いたためらしい。知事の言う通り「黙っていてもカネの入ってくる組織」らしい通弊がNHKにあっても、出演拒否はお門違い。拒否しても、府民の利益には結びつかないから。

　自治体の長としては無論、NHKに出演拒否するのは異例中の異例。なにしろNHKに出演すれば、一気に全国区とばかり希望者が殺到するらしいから。ある芸能人いわく、民放に出てもカオは知れ渡らないが、NHKならあっという間、と。

　橋下知事と同様に拒否した例は、KO大学のH講師位か。▽出演時間が短いのに、拘束時間が長い▽謝礼がどこから来るのかどうか不明確…といった理由だったと記憶する。知事がH講師並みに徹し切れるか。拒否はshort-livedの結果になろう。+＋＋