原発報道、MBS快挙 反原発派の研究者を連夜起用 追うメディアは？

MBSの快挙と言うべきだ。原発事故に関連し、反原発派のコメンテイターを2週間以上も連夜起用し続けている。もともとラジオ派ながら、これだけ夜間、同じ局のインタビューに注目するのは、我が生涯で初めて。

　これは異例づくめ。さすが報道のMBS、と言おう。先月末、当ブログはその態度を「立派なのかも」とした。いまや「立派。快挙だ」と言おう。その人の名は小出裕章。水野晶子アナの素人風丸出し（失礼！当ブログと同レベル。だから、専門的な点には立ち入れない）質問に（恐ろしいことさえ）淡々と答える。
　
　36年間、原子力・放射線を扱い、推進派とケンカしてきた、とか。いまなお「助教」つまり、昔の助手だ。還暦を越えている。奇跡ではないか。ネットでは「極論」「オーバー」といった声も散見する。自慢じゃないが、技術面、専門的なコトに当ブログは話す資格はない。が、MBS、小出両者の信念に拍手を送ろう。

　水俣病研究で一躍注目を浴びた故・宇井純も50代で東大工学部の助手であった。数年前、大阪で講演を聞いた。曰く、企業からカネをもらわないので、翻訳その他のバイトで稼いだ額は（たしか）2億くらい、と。やり残したのは2つ。アジアの人々との連帯と、合法的な殺人。これについては、説明、イヤ回答を後日提供しましょう。