また炭鉱労災事故 会社「違法なにが悪い」 アノ国でない

危険と隣り合わせの炭鉱、5年間で違反なんと1300件超。「違反は常識さ」。例の国でなく、アメリカの話デス＝ワシントン・ポスト（10日DailyYomiuri）

　民主主義の国と、いつのまにか思い込んでいる証拠ですねぇ。こんなデタラメがまかり通るなんて。トップがうそぶく、WestVirginia　州の炭鉱でまた事故。31人中、わずか2人が助かっただけ。40年で最悪の結果だ。大統領も、a disaster like this doesn't happen again　と声明。

　じつは06年、12人が死亡する事故を受けて　THE　MINER　Act　で知られる安全強化法が出来た。違反に対し罰が多く下されるようになったが、同時に more　challenges　by　companies　の結果。つまり、企業側から　challenge　（ここでは、異議。イチャモン？）が増えた。

　問題の会社でも、今年すでに換気などで86件指摘されていた。この会社　　　UpperBigBranchMine　のトップ　Don　L．Blankenship　はどう言うか。ご覧を。

　Violations　are　unfortunaterly　a　normal　part　of　the　mining　process．　There　are　violations　at　every　mine　in　America．（一部変更。趣旨は変えてません、Blankenshipさん）

　ちなみに、同社は最近罰金5000万㌦を払うハメに陥るところだったが、僅差による州最高裁決定で助かった。最高裁判事選出にあたり、同社は300万㌦を使っていた。エビでタイを釣る。

　dig　the　coal、so　the　world　can　run…　炭鉱労働者の古い歌にある、という。大統領の、All　Americans　deserve　to　work　in　a　place　that　is　safe…はいつ実現するのか。