黒鉄重工

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北陸project ~Hokuriku Master Side M. その25【2018/4/28~5/3】

2021-06-27 23:56:35 | 旅行・イベント記
2018年5月2日(水)9時8分
京都府舞鶴市 舞鶴赤れんがパーク
5日目です。この日は京都丹後鉄道でも・・・と思っていたかは実はすでにあまり覚えていないんですが、なんとこの日の天気は一日雨。
まあ5日間連続で旅行していれば雨天に当たる日もありましょうな・・・。何にせよこの日の予定は一旦白紙です。


第29走者:オリックスレンタカー(ホンダ・GK系フィット)東舞鶴駅→豊岡駅→東舞鶴駅
で、レンタカーを借りることにしました。車だったら雨天の移動もへっちゃらだぜ、という。オリックスレンタカーでホンダ・フィットを借りました。しかし、金沢でもそうでしたけどオリックスの車はオーディオ類が貧弱なんだな・・・(ウォークマンをAUX接続できんかった)


港町には付き物の気さえする赤レンガ倉庫です。横浜のがいちばん有名だと思いますが、舞鶴のも知名度高めだと思います。


この時はまだ雨が降っていませんでした。ここを歩くのは2度目なので、ほう、へえ、という感じです。資材運搬用のトロッコ軌道があるのが個人的にはおすすめポイント。


前にはなかったオブジェクトです。現在は退役した後海上自衛隊の護衛艦「しらね」の主錨です。
「しらね」は10年くらい前に清水港で一般公開された時に乗船しています。記憶のある限りでは護衛艦に乗ったのはその時が初めてなので、少し思い入れがあります。


前回来た時は見逃していた貨車移動機。鉄道省が1932(昭和7)年に開発した初の国産ディーゼル機関車DB10形と説明書きには書かれていますが、どうやらそれそのものではないようだ、という見方が多いです。確かに形状が全く違います。
つまりいわゆる「何処の馬の骨とも知れない貨車移動機」(このネタももう死語だろう)なのです。塗装もなんだか嘘っぽい・・・。協三工業製の貨車移動機なのだろうなぁというのは想像がつきます。
しかし保存車といえど文字通り道具として扱われがちな貨車移動機としては破格の待遇での保存環境(空調付きの屋内保存だ)であり、機体自体の外観も非常に良好です。とても恵まれていると言えます。


ぜかましの看板・・・。いいんだ、これ。
なお肝心の配水池には行きませんでした。行ったとしても建物の中を入らないことには配水池の真価を見ることはできないので、成果は半分も獲れないでしょう。基本非公開ですがたまに特別公開することがあるようです。


護衛艦見学は大盛況。外から見るだけにしておきました。


次に旧中舞鶴駅跡の公園へ。ここには当地に配属されていたC58形113号機が静態保存されています。
ここは公式側のランボードを歩けるように歩廊が設置されています。キャブ側からランボードを抜けるとボイラーとデフレクターの間を潜って前方のデッキから地面に降りるようになっています。
ランボード上の構造もより見やすいようにというやさしさにも取れますし、”遊具”として上によじ登って遊ぶ子供が多いのでだったらいっそのこと・・・というようにも取れます。


炭水車。はしごには登れないようにトラロープが巻きつけられています。トラロープ自体には妨害力はほとんど無いですから、実際には炭水車によじ登ろうなどと努々考えるなよ?というサインでしょうな。日本人の信条は察しと思いやりよ、というセリフを想起させます。


少し分かりにくいですが非公式側のランボードには柵が追加設置されています。これはよじ登り対策でしょうなぁという物でして、やはり遊具にされていたんじゃ・・・という疑念が生まれました。


正面から。スノープロウがあると表情が締まりますね。
デフの留め具の形状がおかしいです。たぶん歩廊を作る際に通行の邪魔に思われて上へ逃したと思います。しかし非公式側までやることはなかったのでは。


保存蒸気機関車あるある、火室の中の砕石。キャブに入れる蒸気機関車は、多かれ少なかれ子供のいたずらでこういう状態になっていますが、ここのは多いと思います。


同日11時37分
京都府宮津市 京都丹後鉄道天橋立駅
舞鶴からどこに行こうかという話になったんですが、行くアテがないならまだ雨も降っていないし天橋立でも見ようやという話になりました。日本三景は制覇しておきたいしな。
そういうわけで、宮津市へ来ました。天橋立周辺は観光地化されています。車は近くの有料駐車場に停めます。

なんとなく京都丹後鉄道の天橋立駅へ。なんだか小綺麗だと思いましたが、数年前に改装したそうな。駅で時刻表を見てみると、ちょうど列車がやってくるのが分かったので駅はとっとと離脱して線路沿いへ移動。


幸い、駅を出て豊岡方面へ歩いていくとすぐに良さげな場所を見つけました。
来たのはKTR8000形特急「たんごリレー」4号福知山行です。
「丹後の海」として改装された姿を見たのは初めてです。塗装を見て察せる通り、これも水戸岡電車のひとつです。


んじゃあ天橋立観光と行きますか。天橋立は地平から見ても何も分からないので、山の上へ登ります。
この「天橋立ビューランド」からリフトに乗って山頂へ。なんだかここへきて今回の旅行で初めて観光地らしい観光地、A級観光地へ行っているぞ・・・!


スキー場のチェアリフトみたいなものに乗せられて山頂へ。久々に乗ったなこれ。しかし索道という括りに広げると、数日前に立山で乗ったばかりだ・・・。


ちなみに、並行路線として「スロープカー」という区分としてはモノレールのようなものが走っています。線路はやたら近代的ですが、単線な上にすれ違い設備も持たない上に走りがのろいので、輸送力ではチェアリフトに歯が立ちません。
不要不急路線ではという気もしますが、この後実は役立ちます(ここ伏線)


天気が悪い...!
まあ分かってたことだけどさ。これで日本三景のうち2つを攻略。残るは宮島です。
砂州が手前の方でグキッと折れながらこちら側の海岸へ接続していますが、そのすぐ左側から、砂州の根本のようなものが飛び出ています。あれが大昔は繋がっていたんじゃないかと勘ぐってしまいます。
河川のダム建設により川の土砂が海へ流れ出ていかなくなったことで地形の侵食が近年著しい、という砂浜観光地あるある問題を天橋立も抱えているそうです。


なおここはミニ遊園地にもなっています。天橋立が見れればそれで満足なのでは・・・?とは行かない人達もいるんですな。


弁慶号も走っています。これは古典鉄・明治鉄も心がほっこりするでしょう。とはいえ渋めのチョイスだと思います。
ちなみに、ついに雨が降ってきました。かなしい。


雨が降ってきたらもっと見えなくなったよ・・・。こうなるといよいよここに用はないので、とっとと麓に降ります。


雨がそこそこ降ってくるのでチェアリフトに乗っていたら麓に着く前にビチョ濡れになってしまう!(こんなこともあろうかと傘は持ってきていたが)
んで、そこで登場するのがこのスロープカーです。これ、1時間に3往復しか走らないどんくさい乗り物ですが、全天候型乗り物なので雨の時は躊躇せず使います(手のひらドリル
1本待ってれば乗れるような感じだったしね。人が並んで混む前にとっとと降りるぞ。


ガラス越しから見た天橋立。でもこの天気じゃ雨橋立だな、ガハハ。


到着。

というところで今日はここまで。


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