黒鉄重工

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自転車で市内探索 その2 山と海と鉄路

2009-05-07 22:15:42 | 旅行・イベント記
登呂遺跡を出た私は、南下して海岸線へ出ます。そこから東へ向けて爆走。順風なんでスピードが出ます。


そしてたどり着いた先は・・・。



久能山東照宮!
徳川家康が駿河で亡くなった際、葬られた地です。
これも、というのでしょうか。しばらくたって日光東照宮に家康は移され、久能山は文字通り日光の陰に隠れてしまいました・・・。



久能山といって真っ先に思い浮かぶのは、家康でも、日光でも、葉しょうがでもなくこの階段
頂上までの段数実に1159段!鳥居をくぐる前からもう始まっています。死ねますwww
登った先には一体何があるんだ・・・。多分何もない。えっちらおっちらと階段を上ります。土合駅もこんな感じなのだろうか。足場が不安定なもんで無駄に体力を消耗します。
それでも、山を登りきったときの駿河湾の眺めはなかなかのもの。まだ全部登りきってはいませんがね(爆

頂上まで登る途中でいったん寄り道をして、ロープウェイ乗り場に行きました。久能山は、日本平とロープウェイでつながっているのです。
だったらロープウェイで行けよ、としたいんですが往復で1000円もかかるので断念。それよりも、日本平を自転車で上ることが無理。肉体的にも法律的にも。
昔のロープウェイは静鉄1000系と同じようなオレンジ・緑・青のストライプを巻いたいわゆる静鉄カラーだったんですが、今回来てみると黒と金の渋いロープウェイに。

その後さらに階段を上り頂上へ。



本殿。
おおぅ、かっこいいな!極彩色が鮮やかで、屋根の装飾も素晴らしい。
すごい手間がかかっていますね。いやはやすごいすごい。

階段はさらに本殿のうえにも続いていて、上りきったところには家康が葬られてとかいう大きい鐘状の入れ物が。た~いせつに管理されています。

下山し、1回目の水分補給をしたら移動します。潮風が気持ちいい~、みたいなことはありませんでしたが颯爽と進めました。



次なる目的地は三保の松原。天の羽衣伝説でそれなりに有名です。万葉集にも登場したはず。
写真に写っている松(いっぱいあるけど真ん中のな)がその松ですが、かなり年を食っていてもう枯れかけています。葉の茂り具合を他の松と比べるともう明らかです。
ですが、この松の遺伝子を継いだ2世目が小さいながらも存在していて、これからこの松が伝説を伝えていくことになるのでしょう。


三保も程なくして立ち去り、お昼を食べるために清水市街へ行きます。



その途中で出会った静鉄の65型電車。路面電車、清水市内線で活躍していた車両です。清水にも(ついでに静岡にも)路面電車が走っていたんです。
清水へ行くときはたいていこの電車を見ますが、こうじっくり見るのは初めてです。路面電車だな~といった感じですね。
で、気付いたのがこの電車の脇の道。歩道と自転車道が分離されている。その幅が線路と妙にマッチしているんですね。
この辺はその昔国鉄清水港線が走っていたのでこれは廃線跡だ、と勝手に納得。歩道のカーブ具合がどうみても鉄道なんですよ。
歩道を進んでいくと工場の脇を突っ切ったり、側線や専用線みたいな道もあったりとwktkしたんですが、行き止まりというあっけない落ちで終わったわけです。はぁ・・・。


近くでお昼を食べたら、静岡方面へ折り返します。
逆風で前に進みません。辛いです。逆風は嫌いです。物理的にも社会的にも。



途中、静岡貨物駅に寄りました。
運がいいことにEF66-0と遭遇できました。ただ、移動中にやってくるもんだから気付くのが遅れてシャッター切るのも遅れました。
最近はタンクもコキに積む時代なんでしょうか。タキも見てみたいです。というか、静岡でコキ以外を見た記憶がない。留置されているワムは例外だよ?


EF66はそのまま停車しました。特に動きも無いようなのでそのままさらに西へ向かいました。すでに体力の半分は削られていた気が。
それよりも喉がw深呼吸するとすごく痛くなって咳き込むんですけど。やばくないですか。感染ですか?

そんなボロクソの状態で西へ向かいました。一体どこへ向かう気なのか。生きて帰れるのか(生きてるけどね
つづく。