心理カウンセラーの眼!

孤立無援の・・君よ、眼をこらして見よ!

娘の結婚に思うこと

2007-12-03 13:47:00 | マインドケア 今週の言の葉
昨日は娘の結婚式だった。

わたしは、初めて会う彼女の友人や職場のみなさんに

とても厚い友情と信頼の絆を感じさせられました。

いつの間にか彼女が大人になっていたんだなあと気付かされました。


祝宴の終わりぎわの挨拶で、

娘が私に掛けた言葉にもおどろかされた。

ちょうどわたしも同じことを思い起こしていたからです。

これはちょっとヤバイ密着感だなあと・・


それは妻やわたしにとっても苦しい日々の中での

幼い屈託のない娘との日課のようにしていた「お散歩」のことだった。

お散歩によって、

やり場の無い鬱屈をかかえたわたしは幼い娘にたすけられていたのだ。



また娘が母親に語りかけた言葉は

母親が事あるごとに持ち出した、

赤ん坊の頃の毎日の夜泣きのことに触れて、


「泣きながらも私はいつも母親の背の温もりに安心していました」という言葉だった。


わたしは娘の言葉に胸がいっぱいになった。

あついものが目から一粒はらりとあふれた。


母親はこのときどのように思ったのだろうか。


来る日も来る日も

ただ悲しくて、むずかって泣いていたわけではなかったことを知って欲しかったという言葉に

母親は堪えに堪えたあの頃を思い返し、少しは癒されたであろうか。


悲しみに堪えつづけるしかなかった妻に

わたしは恥ずかしながら応える器量をもちあわせていなかった。


娘の祝宴の終わった夜に

わたしと妻は何事かを乗り越えてきた日々を

娘の言葉にさそわれて、それぞれに思い返していた。










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