心理カウンセラーの眼!

孤立無援の・・君よ、眼をこらして見よ!

ジャニス・ジョプリンのSummertimeは哀しみに満ちている

2008-08-05 17:54:25 | マインドケア 今週の言の葉
あつーっひ!日がつづいていてバテそうですが

みなさん、いかがお過ごしですかー?

暑いといえば、Summertimeという歌が以前からテツせんのお気に入りです。

アメリカ黒人奴隷の歴史を背負った歌にちがいないでしょうが

いまでは彼の国でも遠く懐かしのブルースってとこだろうか。


むかしから実力のある歌手が唄っているのを

YouTubeで視聴できるのはありがたいですね。


その歌詞は妙に明るさをよそおってはいるけれども

何か隠されたもうひとつの意味があるようにおもえたので、

気合を入れなおしてもう一度それぞれ聴いてみました。


-Summertime-

 夏になれば 暮らしは楽になる

 魚は跳ね 綿がみのる

 父さんはお金持ちで

 母さんは美しい

 だから坊や 泣かないで --


 ある朝 あなたは

 唄いながら立ち上がる

 翼をいっぱいに広げ 大空に飛び立つ

 その朝が来るまで

 何も心配はいらない

 父さんと母さんが ついているからね --


なんだか妙な歌詞なのだが

「子守唄」としてみればおおかた合点がいく。

泣く子を守りする者ならば、

いっぱい良いこと言ってでも泣き止ませないと叱られるから。・・


嘘も本当も承知のうえの子守唄は

本当は子守りする黒人少女の哀切を表現されなくてはならない。


この歌を黒人歌手たちが唄ってきた。

ビリー・ホリデイは「どこまでも淡々として」・・

エラ・フィッツジェラルドとルイ・アームストロングは

「哀調を帯びてもの悲しく」・・

キャサリン・バトルは「あくまでも優等生的なうつくしさを聴かせて」・・

そして 
ジャニス・ジョプリンは「とことん激しく、とことん哀しく」・・


「黒人少女の哀しみを一身に背負った」ジャニス・ジョプリンがいる。

Summertimeは彼女に尽きる。

アメリカにもすごい歌手が居たんだ!











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1 コメント

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Janis Joplin (櫻澤茂里)
2018-08-06 08:37:10
やっと気がつきましたね。
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