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あれこれ雑記

駱 駝

2018-05-27 21:14:58 | 日記

松崎慊堂先生は、文政八年二月四日、西両国広小路に駱駝見物に出かけられました。前年文政七年からペルシャからやってきた雄八歳牝七歳の二頭の駱駝が見世物なっていました。慊堂先生の観察は次の通りです。
面は羊の如く細頸大腹。峯より地に至るまで今の度量を以てもすれば凡そ七尺ばかり。顔より地に至るまで五尺ばかり。前足は四折、後ろ足は三折。その蹄は牛に似たり. 雄は眼上に長毛あり。たちまち視れば目なきが如く就いて看れば炯然たり。牝は長毛なし。渾身ともに栗毛色等々です。
初めて見た駱駝の観察としてはなかなか詳細に到っています。この見世物の後北国へ連れて行かれ寒さのため斃死したそうです。
愚作
  らくだらくだと言うけれど
駱駝の身になりゃ楽じやない

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