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あれこれ雑記

明治百年史叢書

2018-11-02 16:02:00 | 日記

と言う本が図書館にあります。部厚いので幾らか読み大けがあります。しかし御一新に際して忘れて仕舞いたいものは、鄙にもお上も有るようです。
平民の苗字が許されたのは、明治三年九月一九日太政官布告に拠ります。同じく海軍旗章国旗章は同年十月三日・窮状訴ふるに道なく巳むを得ず贋金を私鋳と鹿児島藩罪状を告白(九・八・二四 小説西郷札?)太政復古の恩賞は(一〇・一九)です。正三位西郷吉之助・從三位大久保市蔵ほか
海外に眼を移せば
世界の最大工事蘇西運河開通・米大陸貫通鉄道と共に日本への影響絶大(九月上旬)
華族と平民とお互いに結婚できるのは(八・二三)
はだかは御法度 外国人に笑はるな(一一・29東京府通達)と軟硬取り混ぜての記事が並んでありますが、日本一の大たわけという記事が有ります。十年ほと遅れた記事ですが
「妻子四人と全財産を人妻と交換」と次の記事があります。
三九歳の代々医者で、かなりの財産持ち、一方は詫住まいの飴菓子を商う男。しかし二五歳の女房は鄙には稀な器量よし、医者どん亭主にしきりと口説くには「お主は水飲み百姓で資産とてこれなく、ものは相談だが、と再三に亘り妻女の交換を懇願する。挙げ句は、妻女は無論身代をも添えて差し上げるが、それには世話役始めの切なる説得もあらばこそ。
男女の仲とは御維新の珍記事に類するものか、近ごろの風儀世情と比べ即判出来ないようです。

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