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あれこれ雑記

昆布の味

2018-02-01 16:12:01 | 日記

「ののちゃんのDO科学」という朝日の土曜版に、やさしい科学知識の解説があります。平成二年ころの記事に「昆布のだしは、海にいたときにどうして出なかったか」との質問がありました。
昆布の「うまみ」は、味を感じさせるグルタミン酸が昆布に閉じ込められていて、それが水に浸されると染み出るそうです。グルタミン酸は生物の体を造る蛋白質の部品で、どんな生物のもあるのですが、昆布には特に多いのです。海にいるときは、グルタミン酸は、蛋白質にがっちり組み込まれいます。それで昆布から出ないのだそうです。
昆布は古代から利用されています。続日本記元正天皇霊元亀元年に蝦夷の族長から昆布が献ぜられ記事がります。
以前小倉の産物だとの誤解がありました。そのわけは、松前昆布を積んだ北前船が、日本海側に航路をとり、関門海峡を通過し、大阪へ荷揚げれていたからでしょう。門司小倉を通過する際、昆布荷は幾分下ろされ、売り捌かれ、消費されたことからの誤解でしょう。その時代の北海道は、遠く遙かなところでした。

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