牛歩日記

見かけた変なものを…

SLばんえつ物語(とりめし8)

2009-09-15 00:25:42 | Weblog
ここしばらく、色々なとりめしを食べてきたけど、一つ忘れられないとりめしがあってね。それが、磐越西線日出谷駅のとりめし。

中学生の頃、偶々ローカルニュースで紹介されてたのを覚えていて。大学生になってクルマ運転するようになって、時刻表に載ってるし、今でもやってるのかな?で行ってみたのが最初…。
駅には着いたものの駅では売ってる雰囲気はなく、狐に抓まれた気分で駅前を見ると朝陽館と書かれた建物が、もしかして、ココかな?訪ねてみると、腰の曲がった小柄なおばあちゃんが、とりめしを売ってくれました。車の中で開けてみると、地味だけど、素朴な味で、とても美味しかった。それ以来、会津方面へ遊びに行った帰り、あまり遅くない時間には何度かとりめしを買った。むろん残念ながら売切れな時もあったけどね。

そんなある日の事、今日はちょっと遅いしダメかな?で行ってみると、案の定売切れ、お店前の自販機で缶コーヒー買って、これ飲んで帰るかと思っていたところ、おばあちゃんが出て来て、「時間あるかね?」と「別に急ぎじゃないんで」と答えると、「これから作るから待ってなさい」と、なんと作ってくれると言うのだ。
気紛れに来た客に作ってくれたとりめしは、何時もより美味く感じた。

何時頃かは覚えて無いけど、気が付くと時刻表から日出谷の駅弁は消えてしまい、残念だけど仕方ないなぁと思っていた。

その後磐越西線でSLが走るようになり、SL乗車客向けに日出谷のとりめしが復活したことを知った。数年前ネット検索してておばあちゃんが亡くなっていた事も…。

いつかまた食べたいなと思っていたんだけど…今回行くことに。
SLばんえつ物語の客向けに作っているのだから、ばんえつ物語に乗って。

えちごワンデーパスだと丁度日出谷まで行ける。


運転席の後ろにある、たぶん静態保存していた新津第一小学校の児童がデザインしたと思われるプレート。

津川駅で気付いたけど、停止位置の標識にも使われているみたい。


日出谷駅で無事、とりめしget。


日出谷駅を出発するばんえつ物語。
誰もいなくなった、プラットホームの待合室でいただく。


懐かしい味、美味い。いつまでも残っていてほしい。

さて、この後が問題で…次の帰りの列車は15:50なのだ。
時間潰し用に…こんなの用意したんだけど。


駅前のバス停を見ると、津川行きのバスが13:40発である。
ケータイで時刻表調べたら、津川発14:54の列車に間に合うな。

バスの時間まで読書して。バスで津川駅へ\630。
途中、他に客が二人いたが二人とも短距離の利用、ほぼ貸し切り状態。
高い視線から、のんびり進むR459の車窓はいつも見ているモノと違ってまた良い。

14:54の列車で阿賀町を後にした。



コメント
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