野に撃沈

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。ペンタックスK10Dをバッグに野山と路地を彷徨中。現在 野に撃沈2 に引越しました。

水上・土合の雪景色を歩く

2008-01-12 | ハイキング
 18キップを使って上越線の水上まで行って来た。雪国で育った身としては、たまらなく雪を見たくなるときがある。

 町で暮らしていると結構寒いのに、やはり暖冬なのだろうか。降り立った水上駅には殆ど雪が見られずがっかり。



 この先、上越線下りは2時間接続の電車がない。せっかく来たからにはどうしても雪景色を見たいので、バスにのり谷川岳のロープウェイ口まで行くことにした。



 30分弱で着いたが、料金は650円ととんでもなく高い。最後まで乗っていた乗客は一人しかいなかった。


 ロープウェイには乗らず歩いて土合まで戻ることにする。



 道路際の地蔵さんも寒そうだ。



 谷川岳の夏山シーズンの山開きは例年7月の第1日曜日で、安全祈願祭も同時にここ谷川岳土合霊園地で行なわれる。


 地元水上町が建立した「過去碑」には、谷川岳で遭難死した七百七十九人の名が刻まれている。



 眼下には土合の駅が見える。



 新清水トンネル。上り専用のトンネルだ。下りは地下深くを清水トンネルが通っている。



 上越線土合駅。



 やめて久しい駅前の店。周囲に人家はない。



 10分待ちで列車がやってきた。


 水上駅に戻ってきた。駅前から廃業したホテルや土産物屋が目立つ温泉街を抜けた。川のそばに立つこの廃墟になったホテルは建物の隙間や窓から木が生えていた。


 往時は原色の派手な看板だったのだろうが、今は色あせてしまった。







 真昼間人通りは殆どない。


 
 水紀行館のある河原から諏訪峡まで歩いていくことにした。つり橋の中ほどで振り返った。



 この季節、雪のない諏訪峡は特に見るものもない。




 



この後、公営の日帰り温泉「諏訪の湯」300円に入った。浴室には小半時、誰も入って来ず貸しきり状態で温泉を楽しむことが出来た。




 帰りは隣の上牧駅まで歩き、上越線に乗って帰った。家に帰り着いたのは7時少し前、ちょうど朝から12時間の小旅行だった。

東京水辺ラインに乗って両国へ

2008-01-09 | 散歩
 <前回からの続き>

 浜離宮庭園で放鷹演技を見た後、園内にある船着場から東京水辺ラインで両国まで行った。時間にして30分、料金は500円と結構割安感がある。

 今いたばかりの浜離宮庭園。中央に東京タワーも見えた。


 勝鬨橋。月島と築地を結ぶ。中央部が跳ね上がる開閉式の橋だが、昭和45年の11月29日を最後にひらかれてない。隅田川の楽しみの一つに川に架かる橋がある。船に備え付けのパンフレットもあるが、こんなサイト隅田川の橋もあった。





 左岸に築地市場が見えてきた。



 中央大橋。


 銀色に光る逆三角形のオブジェ。霊岸島水位測定所。


 東京海洋大学の越中島キャンパスにある明治丸。


 永代橋。


 一際目を引く穴あきビル。


 万年橋のたもとには、芭蕉の史跡を記念して芭蕉庵史跡展望庭園がある。中程には芭蕉の坐像があるのだが、この小さな写真では見分けがつかない。 


 新大橋。


 


 やっと両国に着いた。国技館は初場所を間近に控えひっそりとしていた。


 初詣の富岡八幡宮の途中に寄った清澄庭園。

浜離宮の放鷹

2008-01-07 | 公園
 正月2日は新橋の浜離宮庭園へ行ってきた。この都立庭園では、正月の2,3日とそれぞれ一日2回ずつ諏訪流放鷹術の行事が催されていた。

 入り口すぐの三百年の松の前で振る舞い酒を頂いた。


 花壇には早咲きのスイセンが咲き誇っている。



 午前11時、着いた時には既に行事は始められていた。5,6人の鷹匠達が場内をゆっくりと廻っている。鷹匠たちの手に停まっている鷹は大きさも様々で、中には梟もいた。


 この鷹は思ったより小柄だ。隼であろうか。


 演技が始まった。二人の鷹匠の間を鷹がすばやく行き来する。




 鳩を捕まえた後の鷹。



 客の中から二人の子供を選び出し、演技を指導している。


 走り回る子供の疑似餌に鷹が飛びついた瞬間。


 ぼそぼそとした口調で司会を務めていた女の鷹匠さんが、紐につないだ鳩を振り回し始めた。いよいよメインイベントの電通ビルからの鷹狩りが始まる。



 右のビルが電通ビル。余りにも高く、遠く肉眼では人影は識別できない。



 ちょうど上空を飛行船が通過していった。


 レンズを250mmの望遠にかえて、切り抜き拡大した写真でやっとこの大きさ。


 鷹が放された。


 暫く上空をゆっくりと旋回している。眼で追うのがやっとの高さだ。諦めたのかと思ったら、突然猛スピードで急降下してきた。余りの速さに私のカメラと腕では、とても急降下の瞬間を追いきれなかった。

 何とか、鳩を捕まえた写真だけは撮ることが出来た。
 


 この日はこの後、東京水辺ラインの船で両国へ向かった。両国界隈を歩き回り、人で溢れかえる富岡八幡宮へ初詣した一日であった。

御岳山のシモバシラ

2008-01-04 | 野の花
 12月23日に登った高尾山のシモバシラは見事に空振りをしてしまったので、大晦日は早起きをして御岳山に登って来た。

 この日は風もなく天気も良かった。頂上展望台から日の出山方面を見た。



 古民家の軒先にはツララが下がっていた。






12月初旬頃~1月下旬、冷え込みの厳しい日の夜半から早朝にかけて、茎に吸い上げた水分が冷気によって噴出し、氷結して結晶体を作り出す。






 初冬に氷の花を作る植物にはシモバシラ、カメバヒキオコシ、カシワバハグマ、などがある。








 その形は千変万化、いかなる自然の妙が形作るのか。






 気候条件が悪かったのか,シモバシラの大きさは過去二回高尾山で見かけたものよりかなり小ぶりだった。が、小さくても見られたので良しとしよう。

 おまけ写真のこの赤い実はヤブコウジ?すこし葉が違うような気もする。


 鳩ノ巣への下り道で壊れかけた民家のそばで見つけた。ホコリタケ。


 

昭和記念公園イルミネーション

2008-01-01 | 公園
 立川にある昭和記念公園には花のシーズン良く出かける。が、今回は夜間(5時から)開園ということで、いつもとはかなり違った表情をしていた。なお駐車場は4時からで料金は200円といつもよりかなり安い。前来た時は無料だったのに、今回は入園料が有料(400円)となっていたのが少し残念。



 「Winter Vista Illumination」というのが正式名称。




 銀杏並木とカナール。







 色変わりするシャンパングラスツリー。高さは2.7m、21段に積み上げられたグラスの数は3311個。








 ライトアップされた大噴水。


 夜店も出ている。



 大ケヤキのイルミネーションツリー。2万球のLEDが使われている。





 光の動物園。


 パークトレインもライトアップされ中で休憩も出来る。





 ふれあい広場では花形のグランドイルミネーションが見られた。













 年の瀬、寒さも忘れ一時間を越えて見入ってしまった。この催しは31,1日と休んだ後1月2日から6日まで開催されている。