野に撃沈

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。ペンタックスK10Dをバッグに野山と路地を彷徨中。現在 野に撃沈2 に引越しました。

新宿御苑にカンザクラを見る

2008-03-05 | 公園
 <前回からの続き>
 都営地下鉄の一日乗車券を使っていたので、向島からは無理やり都営バス、都営浅草線、都営新宿線と乗り継いで新宿3丁目駅で降りた。新宿御苑はほぼ1年振りだ。何時の間にか入園料が200円に上がっていた。日曜のせいか大勢の人が入り口へと入って行く。


新宿門を入ってすぐの広場はちょっとした梅園になっている。見頃を迎えた梅が紅白の彩りを見せてきれいだ。日本庭園のある方へ歩いていくと、満開のカンザクラの前に大勢の人が集まっている。後に見えるのは通称ドコモタワーで広い御苑の何処からでも見ることができる。

 











 上の池から台湾閣の前を通り抜け中の池に向かう。



 池の周りではサンシュユやマンサク等早春の木の花が咲き始めている。






 ネコヤナギも見つけた。


 中の池は現在水質改善中ということで一部水を抜いていた。


 足元にも春の兆しは及んでいる。園内には至るところに様々な品種のスイセンやクリスマスローズなどが植えられていた。




 これはアツバキミガヨラン。


 下の池からバラ園を抜けてフランス庭園へ。葉を落としたプラタナスの並木が異様な風景を見せていた。来るたび思うのだが、この前衛的な風景は現在の新宿そのもののようだ。ごつごつとした枝の間を緑色したワカケホンセイインコが、甲高い声を叫びながら頻りに飛び交っている。



 大木戸門のある玉藻池の周りまできた。ここにもちょっとした梅園がある。




 変り咲きの梅。


 新宿門へ戻る途中に大温室へ寄ろうとしたのだが、現在は大規模な建替え中ということで入館出来なかった。新温室開館は平成23年予定ということで随分先になる。
 大輪の花を咲かすカンヒザクラはまだ蕾の状態だったが、スイセンとクリスマスローズの咲き誇るイギリス庭園の一角では、河津桜と十月桜がひっそりと咲いていた。多くの人が気づかず通り過ぎて行く。





 閉園の音楽が鳴り出した。名残惜しいが帰り支度を始めた人々に倣って帰路につくとしよう。






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