野に撃沈

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。ペンタックスK10Dをバッグに野山と路地を彷徨中。現在 野に撃沈2 に引越しました。

箱根湿生花園

2006-09-27 | 植物園
 5年前から行き始めて年に1~2回は行くから,今まで7,8回は行ったに違いない。いつもは新宿の小田急ハルク前から高速バスに乗っていくのだが、今回は他に回りたい所があり車で行くことにした。朝早く自宅を出て高い高速に乗らずひたすら下の庶民道を走ったら3時間半かかってようやく着いた。110キロの道のりだからこんなものか。
 
 入園料700円を払ってはいる。普段はバス券とセットの入園券ではいるのでちょっと割高に感じる。ここ湿生花園は何時行ってもたくさんの花が手入れの良い状態で見られる。野に自生する山野草と比べて栄養が良いのか、同じ花でも見栄えがするように思える。またそのせいかどうか分からないが花の咲く時季も野のものと微妙にずれるようだ。

 園内は3ヘクタールとそんなに広くはない。8つにわけられた区画が木道でつなげられていて、低地から高山まで湿地帯の植物を中心に1700種ほどの花や樹木が植栽されている。ゆっくり廻っても40分ほどのコースだが、私は三時間近くかけて廻る。

 写真のキバナアキギリは今時分山地では普通に見られる花であるが、なかなか被写体になるようにきれいに咲いた個体には出会えない。花も小さく疎らで、もともとそんなに強烈に惹き付ける花ではないので写真に撮っても栄えない。が、楚々とした風情があり、秋に咲く野の花らしくて私のお気に入りの花の一つである。。

 他に出会えた花;サワギキョウ、アケボノソウ、ミヤコアザミ、ミズギク、キバナアキギリ、イワシャジン、アキギリ、アキチョウジ、リンドウ、マツムシソウ、ハギ数種、ミズカンナ、ナンテンハギ、キセワタ、イヌゴマ、サワシロギク、テンニンソウ、アサマフウロ、ツチアケビ、ツリバナの実(赤字は嬉しくも初見の花)

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