記憶鮮明、文章不明

福祉は権利。平和こそ最大の福祉。保育なめんな、子どもなめんな、保育士なめんなです。

少子高齢化社会を切るって・・・もうズタズタに切られちゃってますが?

2008-10-17 | 保育について
いつもホットな福祉保育の話題を教えてくれるtamyさんちのブログで、こんな言葉を目にしました。



高年齢保育士、東京では平均44歳、「本塁に球が届かない外野手」


読みすすんでいっていやはや・・・驚いた。
首尾一貫した「民営化=企業化」礼讃応援。
少子化は保育所が悪いんですって。
保育も福祉もお金儲けせえという立場。
それがあたかも利用者にとってHappyなのだといわんばかりだが・・。

この記事を書いた新聞記者?さんはきっと子育て孫育て親介護に苦労して無いんだろうなぁっておりがみは「想像」しました。

お金を出せばいいサービスが買えるのよという考え方が・・見え隠れ。

昨夜のコト。思い出す。
そしてこの記者に思いをハセル。

夜遅くまでの保育を守る48歳と60歳のベテラン保育士のいる無認可保育所のことを知ってる?

担任する子どもさんのしでかした交通事故の事後処理で
8時過ぎまで親御さんを探し回って
くたくたになった教員のママが
いつお迎えに来れるのかわからない状況でも
ありったけのハンカチや人形を出して並べて
保育園ごっこをして
「私ネェ、大きくなったら保育園の先生になる」
って遊びながら待つ4歳の子のココロを知っている?

その子の待つココロをどうやって包めるか
どう支えられるのか。
48歳と60歳のベテラン保育士はありったけの力を注ぐ。

もうすぐ2歳になる兄妹うさぎもプロ保育所ウサギとしての仕事をしてくれる。

おむかえにきたお母さんが
シモコにタンポポの葉っぱを上げている子どもの姿にホッコリして
「さぁ、帰ろう。遅くなっちゃたね。」と言葉をかけて
「うん、あのね、うさちゃん嬉しいって言ってるんだよ」って子どもが応えて



「オヤクニタチマチタカ?」



彼の記事からは保育の底辺を支えるものへの視点や
ギリギリの働き方を強いられている若い親御さんや
大人たちの真ん中で育つ子どもへの共感は伝わってこない。

弱さを抱えながらいきていくものへの応援の立場は無い。
その人の持ち味(年齢も、生きてきた道程も含め)を生かした「働き」の形を追求するだけの忍耐も寛容さも・・・。

これがヨの大多数の意見だとしたら
48歳と60歳の保育士は
浮かばれんなぁ・・・・


彼の好きな「民間」保育所なんだけど、がけ保は「認可」門前払いだよ。
どうしてなんだ?


「本塁に球が届かない外野手」というたとえ。
保育士と野球選手の両方を貶めた表現と「カチーン」ときたおりがみであります。

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