ギャラリー酔いどれ

売れない絵描きの世迷い言&作品紹介

梅は咲ひたかⅡ

2009-01-23 10:55:51 | Weblog
  画は歌川 國芳(1798~1861) 

  号は一勇齋 作

 
 「初元結曽我鏡台 はつもとゆいそがのきょうだい」より、

 「八重梅」です。


☆雨、雪ならぬ雨ですよ、なんかおかしい。


さて、「妄執」というか「強欲」というか、浅まし々。

いくら貯めこんでも三途の川の渡し賃は六文ですよ。

この六文を六道銭といいます。

現在では印刷した代用品を棺に納めているんだそうで。


蓮如上人は、『御文章』一帖の十一 電光朝露 に、

それおもんみれば、
人間はただ電光朝露の夢幻のあひだのたのしみぞかし。
たとひまた栄華栄耀にふけりて、おもふさまのことなりといふとも、
それはただ五十年乃至百年のうちのことなり。
もしただいまも無常の風きたりてさそひなば、
いかなる病苦にあひてかむなしくなりなんや。

まことに死せんときは、かねてたのみおきつる妻子も財宝も、
わが身にはひとつもあひそふことあるべからず。
されば死出の山路のすゑ、
三塗の大河をばただひとりこそゆきなんずれ。 ・・・

とお諭しです。

が、浅まし々、

◆http://alternativereport1.seesaa.net/
2009年01月23日
*うつ病と無差別通り魔殺人の深淵

書物短評 : キャスリーン・コーエン  
「死と墓のイコノロジー」   平凡社

<略>

人間が「死すべき生き物である」という自覚を無くした時から、
科学技術の発達が始まった。

近代社会は「死の無自覚」から始まった。
未開の古代・中世社会の「無知」から脱出し、
知識と文明の近代が始まったのでは全く無い。

古代・中世の「死の自覚」の知識を、失い、忘却し、
「無知の暗闇に落ち込む事」によってこそ、現代社会は始まった。

王の死、家族の死、知人の死、自分の少年時代の終わり=死、
青年時代の終わり=死を示す社会的儀式・システムにより、
日常生活に「死の自覚」が織り込まれている社会。
そこでは死の自覚の度に、富と権力は否定され、批判され、
富者=権力者が貧者・民衆を支配し、暴力を加え、
侮辱する事への強烈なタブー=禁止が、社会全体に焼き付けられる
(注1)。

この死の儀式の間、人間は、富者・貧者といった社会秩序から解き放たれ、
自由になり、そこで
「擬似的に死を体験し、その中で生と死、社会、自分の人生の意味」
について沈思黙考、再考する。

このシステム・儀式は、近代社会では失われた。

そこでは、富者・貧者といった社会秩序から解き放たれ、自由になり、
「擬似的に、あるいは本当に死を体験し、その中で生と死、社会、
自分の人生の意味」について沈思黙考、再考しようとする
「闇に向かう強烈な力」、デモーニッシュな力が、
社会システムに認知されない「非合法で破壊的な暴力性を持って」、
人間個々人を捕らえる。ウツ病、引きこもり、自殺、無差別通り魔殺人である。

近代社会が古代・中世に置き忘れてきた知識、現代社会の無知によって、
今、社会は「復讐を受けている」。


注1・・・数十兆円の貯蓄を持ちながら、
わずか数百億円の「コストカット」のために派遣サラリーマンを解雇する、
数百万円の貯金がありながら、わずか3万円のために
多くの人間を失職させ路上生活へと「放り出す」現代の日本企業と、
それを合法化した日本政府の「派遣業法」が、
こうした「人間存在そのものへの侮辱」を典型的に示している。



「厳しい裁き」が待っておるのですがね、「恐れよ」と言いたいな。

*http://tchannel.hp.infoseek.co.jp/index.htm ご参照。


さて、オバマ政権、

◆http://archive.mag2.com/0000012950/index.html
ロシア政治経済ジャーナル No.562
2009/01/21
*オバマのアメリカより抜粋

▼ヒラリーは中国担当

次に国務長官ヒラリーさんの役割を見てみましょう。

ヒラリーさんというのは、実は「中国に買収されていた」んですよ。

<略>

で、誰がヒラリーさんに賄賂をあげたの?


<中国共産党と人民解放軍は、クリントン夫妻に対して
多額の贈賄をするパイプとして、
インドネシア・香港・中国に拠点を持つ
リッポ・グループ(力宝集団)を使用した。

リッポグループはインドネシアの華僑財閥・リアディ家が所有する
企業集団であり、銀行業・不動産業・流通業・観光業等を経営している。

クリントン夫妻はこのリッポ・グループ以外にも、
数十社の華僑系企業と在米の中国系企業から収賄行為を繰り返してきた。>
(同上)


どうですか、これ?

いったいリッポとヒラリーの関係は
どのくらい長くつづいているのでしょうか?

<クリントン夫妻とリッポ財閥の腐敗した癒着関係は、
少なくとも1983年から始まっている。

1985年には、当時アーカンソーの州知事であったクリントン夫妻は
わざわざ香港へ行って、ジョン・ホアン副頭取や
リッポ・グループの家長、モクター・リアディに会っている。>
(同上)

さらに決定的な一文が。

<CIAと連邦上院の調査によると、「戦後、長期間にわたって、
リッポ・グループは中国政府のスパイ機関と協働してきた」という。>
(同上)


つまり、中国共産党→ リッポ・グループ→ クリントン夫妻

という明らかなラインがある。

では、なぜヒラリーさんは今までおとがめなしで、
大統領選にも出れたのでしょうか?

これは、「みんなもらっているから」(^▽^)ということでしょう。

<略>

▼まとめ

まとめておきましょう。

まず、アメリカが現在抱えている最大の問題は?

・100年に一度の経済危機

これを解決するためには?

・財政支出を大幅に増やす必要がある

今年の財政赤字は200兆円(!)に達する見通し

・すると、すでに世界最大の借金国家であるアメリカは、
「国家破産」の可能性が出てくる

それを起こさないために?

1、ヒラリーさんは、「中国が金を貸しつづけてくれるよう
(つまり米国債を買い続けるよう)」お願い営業する

2、ゲーツさんは、見えないところで反米諸国ロシア・イラン
・ベネズエラ政権を苦しめる

なおかつ世界中で紛争を起こし、アメリカに資金を集中させる

3、ガイトナーさん・サマーズさんは、
「超エネルギー革命!」を起こし
世界が「自発的にドル買い」をするよう工作する

さらに、世界中で金融危機を演出し、アメリカに資金を集中させる。

4、エマニュエルさんは、
オバマさんがイスラエルを裏切らないよう監視する

となります。

いずれにしても、ソ連を崩壊させた
レーガン・ブッシュパパ時代の経験、
空前の好景気を謳歌したクリントン時代の経験を
ひとまとめにして、彼らは国難にあたります。

ただし、「ライフサイクル衰退期」というネガティブな流れが、
アメリカを押しつぶしてしまうかもしれません。

人知 対 ライフサイクル

歴史は、人知に軍配を上げたことが一度もないのです。(おわり)



いぎたなく散る花としてのアメリカ、これもまた、

「妄執」「強欲」のかたまり、浅ましく見苦しき限りですな。

何せ奉じるのは「偏狭なる神」、キリスト教原理主義ですからw

「信なき衆生は度し難し」、どうしようもない。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿