バトルシーンをメインにスタートを切った第2クール、やはりMS戦はガンダムの醍醐味だよねと思いつつも、第2クールの見所の一つとなるテーマの暗示を最終カットに持ってくる展開に燃える第16話。
やっぱりミネルバにいるアスランは様々なテーマを浮かび上がらせる存在なんですよね。第2クールも非常に楽しみです。
■アスランに食って掛かるシンから浮き彫りになるテーマ
EDITEDの感想でも触れたようにミネルバという艦は「力の必要性」を象徴していると思っているんですが、それをもっとミクロ視点で凝縮した存在がシンだと思うんですよね。
シン自身は今回の回想シーンにもあるように
「(国に・自分に暴力に対する)力が無かったから家族が殺された」
↓
「力があれば家族は死なずに済んだかもしれない」
↓
「力によって救われる生命もあるんだ」
というテーマを語る上での象徴的キャラになっていると思っていて、そういう主張の正当性を考えつつ、制作者サイドとして訴えたいのはその「力の使い方」だと思うんですよね。
その方向性を裏付けるのがアスランの台詞で、
戦争はヒーローごっこじゃない
自分だけで勝手な判断をするな
力を持つものならその力を自覚しろ!
につながってくるんですね。
「力によって救われた生命」がある一方で、シンは元々家族を失ったときの悲しさ、憎しみにモティベートされている描写もあり、今回も「怒りに任せて力を使っている」とも取れるシーンでした。
「力」を求めても使い方を誤れば容易に暴走し、憎しみにドライブされてしまうという危うさを露呈した感じですね。
だからこそ、アスランの「力を持つものならその力を自覚しろ!」につながってくると。
現時点ではシンはまだこの言葉の意味を理解していないというポジションにいると思うんですが、今回のアスランの台詞を裏付けるようなイベントが今後発生して、シンはアスランとぶつかることでそれを見出していけるのか、というのが見所になるんじゃないですかね。
■そういう意味で、今回のラストカット2点は秀逸だなと。
ミネルバを見送る島の人々の描写は微妙にひっかかるものを感じたんですが、これは何を表現したかったのかなと自分なりに考えてみると、シンの行動は短期的には地球連合軍に使役されていた人々を解放し救ったのかもしれないけれど、長期的には状況は何も変わっておらず、再び地球連合軍の配下におかれるかもしれないのかなと。
SEEDでレジスタンス(明けの砂漠)が言っていたように地球連合にせよザフトにせよ支配者が変わるだけで彼らの生活はなんら変わらない、そういう諦めがミネルバをずっと見送るという表現ではなく、すぐに引き上げたという表現になっているのかな、なんて(ちょっと穿って観過ぎかな)。
また結局のところ怒りに任せた力の行使が見せるものはというと破壊しかないわけで、それを象徴するかのような波打ち際に寄せられたウィンダムの残骸だったりと、あのシーンは非常に切なかったですね。
結局また戦いを繰り返すしかないのか、みたいな感覚に陥ります。
■ということで
「力によって守られる生命がある」という主張がある反面、力は容易に暴走し、果てない連鎖の破壊を生む可能性を含んでいる、つまり「力」と「暴力」の違い、使い方によっていかようにでも変化するその「力の使い方(力あるものはそれを自覚しなければならない)」を第2クールでは問うてくるということなんでしょうね。
アスランという存在がいることで、ミネルバが内包するテーマを浮かび上がらせていくという手法に期待です。
アスランはシンとの対立から現時点で憎しみにモティベートされたシン自身を救うことになるんじゃないかな。
セイバー(救済者)という名前はそういった意味も込められているのではないかと思ったり。
■今週のステラたん
ステラたんファンである僕にとっては、今週これだけでも大満足。ああ、ステラ分が補給できました。
ちなみにブリッツは何とも思ってなかったんですが、似たようなカラーリングのガイアが個人的に非常に好みなのはステラたんが搭乗しているという理由が80%以上を占めていることは内緒です。
■ナスダム
もっと活躍の場を下さい(笑)。
次週はアークエンジェルのターンみたいですね。
結構皆悩ましげな表情でしたよね。スカンジナビアへ至るまでの彼らの葛藤は如何に?
皆様のコメント・TBお待ちしております。
やっぱりミネルバにいるアスランは様々なテーマを浮かび上がらせる存在なんですよね。第2クールも非常に楽しみです。
■アスランに食って掛かるシンから浮き彫りになるテーマ
EDITEDの感想でも触れたようにミネルバという艦は「力の必要性」を象徴していると思っているんですが、それをもっとミクロ視点で凝縮した存在がシンだと思うんですよね。
シン自身は今回の回想シーンにもあるように
「(国に・自分に暴力に対する)力が無かったから家族が殺された」
↓
「力があれば家族は死なずに済んだかもしれない」
↓
「力によって救われる生命もあるんだ」
というテーマを語る上での象徴的キャラになっていると思っていて、そういう主張の正当性を考えつつ、制作者サイドとして訴えたいのはその「力の使い方」だと思うんですよね。
その方向性を裏付けるのがアスランの台詞で、
戦争はヒーローごっこじゃない
自分だけで勝手な判断をするな
力を持つものならその力を自覚しろ!
につながってくるんですね。
「力によって救われた生命」がある一方で、シンは元々家族を失ったときの悲しさ、憎しみにモティベートされている描写もあり、今回も「怒りに任せて力を使っている」とも取れるシーンでした。
「力」を求めても使い方を誤れば容易に暴走し、憎しみにドライブされてしまうという危うさを露呈した感じですね。
だからこそ、アスランの「力を持つものならその力を自覚しろ!」につながってくると。
現時点ではシンはまだこの言葉の意味を理解していないというポジションにいると思うんですが、今回のアスランの台詞を裏付けるようなイベントが今後発生して、シンはアスランとぶつかることでそれを見出していけるのか、というのが見所になるんじゃないですかね。
■そういう意味で、今回のラストカット2点は秀逸だなと。
ミネルバを見送る島の人々の描写は微妙にひっかかるものを感じたんですが、これは何を表現したかったのかなと自分なりに考えてみると、シンの行動は短期的には地球連合軍に使役されていた人々を解放し救ったのかもしれないけれど、長期的には状況は何も変わっておらず、再び地球連合軍の配下におかれるかもしれないのかなと。
SEEDでレジスタンス(明けの砂漠)が言っていたように地球連合にせよザフトにせよ支配者が変わるだけで彼らの生活はなんら変わらない、そういう諦めがミネルバをずっと見送るという表現ではなく、すぐに引き上げたという表現になっているのかな、なんて(ちょっと穿って観過ぎかな)。
また結局のところ怒りに任せた力の行使が見せるものはというと破壊しかないわけで、それを象徴するかのような波打ち際に寄せられたウィンダムの残骸だったりと、あのシーンは非常に切なかったですね。
結局また戦いを繰り返すしかないのか、みたいな感覚に陥ります。
■ということで
「力によって守られる生命がある」という主張がある反面、力は容易に暴走し、果てない連鎖の破壊を生む可能性を含んでいる、つまり「力」と「暴力」の違い、使い方によっていかようにでも変化するその「力の使い方(力あるものはそれを自覚しなければならない)」を第2クールでは問うてくるということなんでしょうね。
アスランという存在がいることで、ミネルバが内包するテーマを浮かび上がらせていくという手法に期待です。
アスランはシンとの対立から現時点で憎しみにモティベートされたシン自身を救うことになるんじゃないかな。
セイバー(救済者)という名前はそういった意味も込められているのではないかと思ったり。
■今週のステラたん
ステラたんファンである僕にとっては、今週これだけでも大満足。ああ、ステラ分が補給できました。
ちなみにブリッツは何とも思ってなかったんですが、似たようなカラーリングのガイアが個人的に非常に好みなのはステラたんが搭乗しているという理由が80%以上を占めていることは内緒です。
■ナスダム
もっと活躍の場を下さい(笑)。
次週はアークエンジェルのターンみたいですね。
結構皆悩ましげな表情でしたよね。スカンジナビアへ至るまでの彼らの葛藤は如何に?
皆様のコメント・TBお待ちしております。
このカットは何か伝えたいんだろうなと感じたんですが、結局私は、な~んにも思いつかなかったです。
>解放し救ったのかもしれないけれど、長期的には状況は何も変わっておらず
このように考えると、あの人々の去り際に何か影があるのがぴったり合いますね。
失礼しました、挨拶まで簡略してしまってはもう人間の終わりです。
改めまして、おはようございます!
>アスランの「力を持つものならその力を自覚しろ!」
暴走して突撃するシンは明らかに自意識過剰状態になっているかと思います。先のオーブ付近での覚醒がこの心情の発端だと思うのですが、彼は今まさに「負ける気がしない」と思っているはずです。そして、私もなんでアスランに叱られたのかもわからないと思います。今しばらくはこの心境のままであり、何か別の外的要素によって『その力』の必要性を発見するのではないでしょうか。たぶん、キラと同じ「守るべきもの」だと思います。”力があるから守るではなく、守るものがあるから力を出す”と言うことに気付くと、シンも立派な主人公になるのではないでしょうか。そこまでの成長ドラマが楽しみです。
>ステラたんファンである僕にとっては、今週これだけでも大満足。ああ、ステラ分が補給できました。
ステラ分不足の方々多いのではないかと。
いつぶりの黒ガンダム搭乗ですかね…。
あ、私は操縦能力が高いステラも好きですが、毎回被弾するルナマリアも最近好きです。
では失礼します。
まず、ウィンダムをあえて全機発進。これにより、地球軍の拠点予定地の守りは薄くなりました。
そして、ステラを拠点予定地の守りに配置。確かに飛べないし泳げないけど、本当の目的は守りではないと思います。拠点予定地をザフト側に発見させるためだと思います。ネオはインパルスを島に引き付けました。インパルスとネオのバトルを見たステラの行動。実にシンプルでしたね。当然、ネオの援護に回ります。島で戦闘をすれば、拠点予定地発見ってわけです。
あとは、撤退するのみってわけです。
そして、私の主張で最も重要なところ。なぜ、ネオは地球軍の拠点予定地を解放したのか?
すいません・・・これ以上は予測が付きません。ただネオが将来的に仲間になってほしいので、このような説を考えただけなのかもしれません。
私は、最後に人々が立ち去るのは、今回助けてくれたのはザフトだけど、ザフトだって地球軍と同じことをするという描写なのかな、と思いました。
前作では、ザフトの圧政下でのレジスタンス運動が描かれていましたので。
日が落ちようとする中でのウィンダムの描写、見事でしたね。
夕焼けは終わりを象徴すると思うので、これから暗い展開が待っているのかもしれません。
本当に切なかったです。
>ああ、ステラ分が補給できました。
私もすごく補充できました(笑)。
やっぱりMS乗っているといいですよね。
>似たようなカラーリングのガイアが個人的に非常に好みなのはステラたんが搭乗しているという理由が80%以上を占めている
私の場合は変形できるのが好き&赤と黒の機体が好きなんですが、今作ではガイア好きなのはもちろんステラさんが乗っているからです(笑)。
次回でそれについての会話が多少あるのかな?と期待しているのですが・・・。
シンの怒りはあの基地の破壊から十分に(登場人物達にも)伺えることで,その怒りや憎しみで戦っていたアスランにはシンに嘗ての自分を感じたのではないか・・・と勝手に予想を。
>ああ、ステラ分が補給できました。
同じく(笑
「ステラはお留守番・・・」
ぅわー,かーわーいーいー(止まれ)
今回ステラがネオを援護しに行くシーン,ス,ステラが凄いことしてるーー!と思ったら,あそこ浅瀬だったんですね・・・(汗
てっきり超高速で水の上を走っているのかと・・・・。
それにしても,ステラが出てきたときのネオ,どう見ても「計画通り」と言う反応でしたね・・・。
と言うことは,ネオは最初からあの基地を守らせるためにステラを置いたわけではない・・・・と言うことになるのでしょうか。
ネオ・・・・まだまだ謎の残る人物です。
ごめんなさいちょっと感動してしまいました(笑)。
私も最後の破壊されたウィンダムの残骸、シンが(一時的に)解放した人々の二点の描写は、シンの行動、アスランのビンタ(笑)を意味付ける重要なシーンだなと感じていたのですが、色んな方のブログを拝見してもそれについて語っている方はほとんどいなかったのでちょっと悲しかったのですが;
>シンの行動は短期的には地球連合軍に使役されていた人々を解放し救ったのかもしれないけれど、長期的には状況は何も変わっておらず、再び地球連合軍の配下におかれるかもしれないのかなと。
私もそう思います。シンの行動は一見弱い労働者を助けた良い行いに見えましたが結局は自己満足の産物でしかない。柵を取り払ったと言っても彼等は自分達の足で故郷に帰れるわけでも無く帰ったとしても生活の糧が連合によって奪われているかもしれない。それどころ後に刑罰が与えられるかも・・。アスランの「ヒーローごっこじゃない」発現はシンが独断で行動したからというだけで無く、基地を荒らし、民間人を「助けた」ことに対しても言っているのかなと思いました。シンの行動は、例えば私が「脱北者さん貴女達を日本へ逃がしてあげるから後の生活は知らん」ってのと同じ事かな(率直すぎ!?)結局満たされてるのはシンだけ。
私的に気になったところがもう1つあったんですが、シンがウィンダム二機を攻撃した時のパイロットのカット、「ぅわあぁぁぁあ!!!」「エリザベス!!!(でしたか?/笑)」特に必要でも無いのにあの二つのカットを入れたのは、視聴者に「シンは敵をやっつけているのではない、人を殺しているんだよ」というスタッフさんのメッセージの様に見えました。それが最後の残骸のカットに繋がっていくのかなぁと。
私はこの二つのカットは本当に絶妙だと思います。考えれば考えるほどその意味の深さに驚かされます。燕さんの感想にも感銘を受けました。
最後に、ステラってあんな可愛かったんですね!(笑)今回は大貫さん作画だったので可愛さ倍増でしたね。
この度リンク貼り&TBさせて頂きましたー。
>■今週のステラたん
私も補給できました。(笑
ステラちゃん可愛くて可愛くて・・・。
私はブリッツも割と好きだったヤツです。ガイアの方が何倍も好きですが。
ステラちゃんが乗ってるってのも勿論ありますが犬(狼?)に変形するのがツボつきました。
>ナスダム
その略称素敵ですね。うちでも使わせていただきま(強制終了
「基地から出られて、助かった!」(まずは生命の確保ができてひと安心)
「いや~、それにしても凄げぇ戦いだったなぁ」(残骸を見ながら、ただびっくり)
「残骸見てても腹膨れねぇし、ひとまず家帰って飯食うべぇ」(戦争うんぬんより、まず今を生きることが大切)
…という感じではないでしょうか?
「支配者が変わるだけで生活はなんら変わらない」なんて思うのは、ひとしきり落ち着いてから思うこと。
もしかすると、その後実際にザフトに支配されてみなければ、そんなこと考えないかもしれません。
インパルスに感謝の気持ちも表さず、あっさり帰って行った民間人たちに、「戦争」より「飯を食う」ことの方が大切なのではないかと…ある意味それが、人間の生きる強さかもしれない、なんて思った今回のエピソードでした。
ノーマルカラーも良いですが紫色も好きです
黒と黄色がほどよくあるので実に決まっていますね
たしかにもっと活躍が見たかったのは事実。
もっとシンを圧倒するような戦いぶりを期待してたのですが(そのへんアビスがとりましたけど)
あらためて戦闘シーンを見返してみると、結構ツッコミ満載です。例を挙げると
①グゥル積んでいないのかよ!(サブフライトシステム)
②MSの補給は無いの?(インパルス・セイバー・赤白ザク以外、バビは?)
③グーン達はフォノンメーザー砲使え・・・など
時間が無いのはわかっていますが、もう少しそこらへんは追及して欲しいと思いました。
一部では「ディープフォビドゥン」だせよとの声があがっておりますが、さすがにそこまでは
シン&アスラン関係の事は皆さんに言われまくったので
どうなるんだろうこの二人、あと鷹姉妹(笑)。
3~4話ぐらいですがハイネ&グフこっちも楽しみです
怒りに身を任せて行動するシン。その暴走ともいえる行為を止める役目がアスランなんでしょうけど大丈夫なんでしょうか。
なんだか、シンが自らの暴走によって、新たに出来た大切なモノを失う事で初めて自分の行為の本質に気付く・・
みたいな事になるんじゃないかと思えてきました。
>アスラン
シンに上官扱いされてません。そりゃタリア艦長もため息つくわ。来週改善されるのかな。
>ステラ
自分の事をステラと呼ぶことが判明。個人的にこれだけでも十分です。(なんじゃそりゃ)
>ナスダム
ネオ機としては、ちょっとパンチ力不足? やはりここはガンバレルストライカーを装備・・(まだ言うか)
>ガンプラCM
もう限界です。なんですかアレは! コスプレするなら、何故上戸彩の時にやらなかった!(違)
何故ステラのコスプレをしない!(あ、ここは言っとこう)
上半身のみで分からなかったけど、あのザフトの制服はルナマリア仕様だったのか気にな(強制終了)