最近 読んだ書物に 「拉致と決断」がある。
拉致被害者である 蓮池 薫氏の手記。
北朝鮮に拉致されてからの生活をこのように詳しく発表されたのは初めてである。
拉致を知ってもらい、関心を持ち続けて欲しい!
この思いから出版された本だが
10月17日に出版されたばかりで、すでに3版 11万部を突破しているから驚く。
題名にある「決断」とある、この決断を下す際の彼の気持ち、、、
胸が締め付けられた。
子供を残しての夫婦だけで帰国。 単なる国内旅行よ、、、と出かけるフリをして出発。
我々は、とにかく良かった・・帰れて よかった・・・とみたが
あの時が、いちばん辛い時期だったそうである。
他には、食糧事情 思想教育 買い物 気分転換には・・・などなど興味深かった。
今は訳者として自立されている彼
訳書では 数冊 読んだことがあるが
とても読みやすく なかなか文才のある方である。
「半島へ、ふたたび」では、新潮ドキュメント賞をも受賞されているぐらいだ。
たいへんなご苦労をされた、蓮池さん
これからは 人の何倍もの幸せを手に入れて欲しいと願わずにはおれません。