5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

洋梨 ラ・フランス

2014-11-09 21:23:29 |  旅行・地域
しばらく前にこんなギャグ話をTVでやっていた。

「あなたはラ・フランスね」と付き合っていた女から言われた男。見かけは悪いが、もっちり下膨れの安定感があって個性的な香りのするラ・フランスのような男だと褒めてもらったつもりでいたら、お付き合いはこれまでという断りのメッセージだという。

ラ・フランスは洋梨、だから「あなたはもう用ナシです」と云うわけである。聞いた時は可笑しかったが、現実のシチュエーションだったらこれを言われた男はずいぶん傷つくだろうなとちょっとツライ気分に変わった。

用ナシならぬ洋梨の「ラ・フランス」もしばらく前からスーパーの果物売り場で見かけるようになった。今シーズンは未だ食してはいないが、家人の好きな果物だからそのうち食卓に載るだろう。

WIKIには、フランス原産で日本では盛んに栽培されるが、原産地のフランスをはじめ欧州各国では気候が合わずほとんど生産されていないとある。日本では山形と長野が主産地。スーパーに出回るラ・フランスも山形のラベルが貼ってあったようだ。

今日は、生産量日本一の山形県上山市で「ツール・ド・ラ・フランス」という洋梨とサイクリングを楽しむイベントが開催されたというニュースをNHKTVが流している。

もちろん、フランスで毎年行われるバイク・ロードレースの「ツール・ド・フランス」をもじった命名で、今年は既に25回を迎えたのだという。日本人が日常的にラ・フランスを食べるようになって四半世紀にもなるのだ。

TV画面にはツーリング姿の小学生たちが写っていたが、小学3年から82歳までの800人近くが参加し、紅葉のすすんだ山並みを眺め、収穫間近のりんご園を抜けて走る20キロから60キロまでの3コースでそれぞれに楽しんだという。サイクリングのタイムや順位は問わないというから参加するほうも気が楽だ。地元の生産者によるラ・フランスや玉こんにゃくの振る舞いがコース途中の楽しみとして設けられている。

記事によると参加者は宮城や大阪など全国に広がっている。ちょっと変わった東北旅行を楽しみたいサイクリストは多いということだろう。イベントが終われば近くの温泉にでも泊まって山形の秋を満喫するのだろう。

サイクリングの好きな外国人旅行者たちにも薦めてやればきっと人気のコースになりそうだ。「ツール・ド・ラ・フランス」という名前からして直ぐに覚えてもらえそうではないか。



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