5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2019年版です。

マンティホース

2009-09-25 22:18:16 |  文化・芸術
BBCの今日のニュースを聴きながら思わず笑ってしまった。

ロンドンのセルフリッジというデパートが売り出し始めた男性用のタイツのネーミング。日本で云うパンスト(パンティ・ストッキング)は米語の場合だとパンティホースというのが普通だ。

セルフリッジでは男性用のパンティホースを《マンティホース》と命名したという。ネーミングの面白さに笑えたというわけだ。日本ならパンストではなくてマンストというわけである。因みに英国式にはホースでもストッキングでもなく、タイツというのが普通らしいから、セルフリッジは米語的ネーミングで差別化を考えたというのだろうか。

中世以来、久方ぶりに出現したこの男性用の《マンティホース》について、ロンドンでは「みっともない」から「格好いい」まで、市民から意見百出のちょっとした騒ぎになっているらしく、BBCも(面白がって)取材を行ったもののようだ。

この《マンティホース》は《Unconditional》という下着ブランドの製品で、120デニール厚、1足70ポンド。色は黒、ベージュ、グレイの3種からのチョイスだという。

どうやらロンドンの男たちは伊達の薄着でズボンの下にはトランクスの他には何も穿かずに長年暮らして来たものらしい。だから、保温用男性タイツの潜在需要は大きいと計算した上での販売だから勝算はあるのだというセルフリッジの言い分はある意味で正しかろう。誰しも寒いものは寒いはずなのだから。

BBCは、男性がタイツを穿くことの是非について、ご丁寧にも街頭アンケートをしていて、女性は結構悦んでいる雰囲気だが、まずは賛否五分五分といった結果のようだ。

新聞の論調も、「タイツの似合う男性はスーパーマンしかいない」とか「エロール・フリン並にはいかない」とか、いずれも、茶化したキャッチでコメントしている。

曰く、「ズボンの下になにか穿くなんて紳士的ではない。」
「自分がゲイですと告白しているみたいだ。」
「チキン(弱造)と思われそうで格好わるい。」
「脛毛が擦れて痒痛い。」
「タマが蒸れて真空パックされたみたい。」
「バレーダンサーでもあるまいし。」
などなど、書き手に男性が多いせいだろうか、こちらはやや否定的なニュアンスでもある。

その点、ももひき文化の長い日本人男子には、英国紳士のような「格好づけ」はそも最初から必要などない。むしろ、ステテコやパッチでは格好悪いと、男性向のタイツを好んで穿いている「若い日本人たち」も多く、最近ではスポーツウエアメーカーなどから、ボディラインを補正して、自分をスーパーマンやエロール・フリンに見せられるタイツが人気なのだという。

自己のファッションスタイル宣言として《マンティホース》を穿きこなして欲しいというのがセルフリッジ側のメッセージだ。ニュースを聴いて、最初は《マンティホース》というネーミングが面白いと思ったのだが、これが微妙に反対派を増やしているのかもしれないと考え直した。このネーミングで、却って「女性的」なニュアンスがくっついてしまったのではなかろうか。ロンドンの今年の冬がどうなるか、見ものである。

彼と我の衣装文化の違いを感じるニュースだった。





コメント (1)   この記事についてブログを書く
« 秋の祭典 | トップ | 今日で高齢者 »
最近の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
マンティホース (厚木野太一)
2011-07-30 13:52:37
男性用のパンティストッキングなど必要ないと思います。つまりパンティストッキングは女性モノをおサイズを合わせて穿けば良いのです。既存のおサイズでは合わない男性が当然いますから、3L、4Lなど必要に応じておサイズを新たに設定すれば良いのです。ボクのような叩き上げのパンストフェチは女性モノを穿いているコトに悦びを持っている部分もありますから・・・

コメントを投稿

文化・芸術」カテゴリの最新記事

関連するみんなの記事