5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

如月の望月

2014-02-15 21:51:05 | くらし
昨日降った雪は殆ど消えたが陽の当たらぬ吹き溜まりには氷と化した灰色のかたまりが痕跡を残している。強い西北の風が吹いて体感はかなり寒い一日だった。 「雪道を 雛箱かつぎ ははが来る」 丁度雪降りの昨日のような白い光景をイメージできそうなこの句は室生犀星が大正13年(1924年)に作ったもの。関森勝夫が「文人たちの句境」に載せているものだ。 当時、関東大震災で焼け出された一家は金沢に疎開中だった . . . 本文を読む