今は小説はほとんど読まない
今は特定の人の短編随筆などしか読まない
そのかわり同じものを何度も読む
鴨長明の方丈記 山頭火 夏目漱石 開高健 内田百 永井荷風
墨東奇譚を読むと向島を歩きたくなる
昔を想像し 今と重ね合わせる
子供の頃の トムソーヤーやロビンソンクルーソーや海底二万哩と変わらない
ここは路地がとても複雑に入り組んでいる
住宅街であり 昔の三業地の面影はない
何処にでもある街並みではあるが
同じ街は一つとしてなく
何度訪れても その都度異なる表情を見せてくれる
まるで 人の顔と同じようだ
会うたびに表情が 時には別人のように見える
わらく と読むのかな 藁かな?
でも 正しい飲み屋だろう
近所にあれば 通うかな
数年前から興味はあったが 何度もこの付近は歩いているのだが 初めてお店に入った
長浦蕎麦向島店 http://www.nagaura-soba.co.jp/
開店直前ではあったが 腹が減ったし
あの興味のあった妙興寺蕎麦をお願いした
変わった蕎麦ではなく まっとうでおいしい蕎麦だった
不思議だ大根が混ざってる蕎麦がおいしいのだ
妻の同僚の話によれば
栃木県でも昔量を増やすために似たような蕎麦があったらしい
そのような知恵が詰まっているのだろう
勘定を済ませて帰ろうとしたら カレンダーをもらった
礼を言って 店を出た
正月なので 長命寺とか三囲神社にお参りする
年寄りばかり目立つ 自分もだが
ま 一過性の時代に過ぎない
いずれ若い人が目立つ時代が来る
さて明日から仕事
長いような短いような休日だった