54のパラレルワールド

Photon's parallel world~光子の世界はパラレルだ。

頭の悪いイルカの脳

2005年10月28日 | 心の探求
動物は、魚類→両生類→爬虫類→鳥類、哺乳類と進化してきたが、その頂点に立つのは人間ではなく、海から陸に上がるという進化ののち再び海に戻った哺乳類であるイルカである。なんていう。
さて、イルカは人間より頭がいいだろうか。たしかに、イルカの脳は容量も表面積も人間より大きい。しかしその知能は人間の3歳児ほどだそうだ。何をどう比べて3歳児というのかは知らないが。でも明らかに人間の方が頭がいいだろう。

脳と身体は不可分であるけれど、まさに身体が脳の能力を決めているのだ。人間の脳には5本の指にそれぞれ対応した脳の部分がある。これは親指を動かす部分、これは小指というように。生まれながら4本指の人間もいるが、この場合4本の指に対応する部分があるだけで、本来あるはずの指の分はない。つまり脳の機能は後天的に割り当てられていると考えられる。人間は手先を器用に使ったり、のどを巧みに使って言葉を話したりすることによって、後天的に脳の能力を高めているのだ。
イルカはというと、ヒレを器用に使って泳いだり、超音波でコミュニケーションしたりするが、人間ほど多様な行動はしない。だからイルカの脳の能力はたいしたことない。
人間の脳は10%しか使われていないといわれるが、イルカはもっともっと少ないだろう。

さて人間の脳は数%しか使われていない。だったらせめて15%も使えるようになったら便利だろう。などという人がいるが(あの細木数子さんでさえ)、それは間違いである。
人間の脳は数%しか使えないのではなく、数%しか使っていないのだ。脳はいつでもフルに使えるようになっているが、そこまで使う必要に迫られないだけなのだ。あのアインシュタインでさえ20%も使っていないだろう。人間の脳は大容量のipodのようなもので、2万曲入りますといわれても、そんなに入れませんという話だ。
脳力をあげるというのは、10%しか使っていない脳を20%使えるようにするということでなく、脳を活性化することにほかならない。そしてそれを可能にするのがハイテンションである。活性化した脳はいろいろなことをすばやく記憶できるだろう。そうすれば脳の膨大な記憶容量をより有効利用できるだろう。

10%しか使われていない脳の残り90%を無駄にしないためにも、ハイテンションによって効果的に知識を記憶していきたいと私は思っている。できることなら一生涯のうちに脳の容量を100%使い尽くしてしまいたい。さてそうなったらどうなるだろうかと考えるのが楽しみである。

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1 コメント

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Unknown (bakajunn)
2009-04-24 22:04:53
グリア細胞は著名ではありませんが、
考えの手助けに。
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