京都平和市民連合(平和塾)

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講演「ゲノム編集技術 基本とその問題点! 」集会のご案内

2023-01-11 20:16:42 | 関係企画紹介
ゲノム編集技術 基本とその問題点!

講師: 河田昌東さん(分子生物学研究者)

主催:グローバルジャスティス研究会、共催:縮小社会研究会

日時:2023年2月12日(日) 13:30 〜 16:30

場所:ひと・まち交流館京都 第4会議室(3F)と
同時にオンライン開催(Zoom)

参加費:500円

講演内容:ゲノム編集技術とは何か
EUの科学的研究を基に、ゲノム編集は今も未解決な問題が多く危険な技術であることを分かりやすく解説していただきます。その中でも特に問題となる ①マーカー遺伝子の問題 ②オフターゲットの問題 ③その他の問題点について説明していただきます。最後に生命倫理上の問題にも触れていただきたいと思っています。

河田昌東さんの略歴:
東京教育大理学部卒、名古屋大理学部大学院博士課程満了、元名古屋大理学部助手。専門は分子生物学、環境科学。四日市公害、三重県藤原町セメント公害裁判、原発反対市民運動、チェルノブイリ救援中部などの多くの社会運動に関わってきた。現在は「遺伝子組み換え情報室」代表。
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今年は、筑波大(サナテックシード社)が開発した、ゲノム編集された高GABAトマト苗のオンラインでの販
売と福祉施設への無料配布が始まりました。家庭菜園への配布もしています。来年度は小学校の栽培実習用に無料配布が計画されています。また、京都府宮津市では京大と近畿大(リージョナルフィッシュ社)が開発したゲノム編集高成長トラフグがふるさと納税の返礼品として計画され、ゲノム編集筋肉マダイの販売も計画されています。ゲノム編集技術は遺伝子操作であり、従来の品種改良ではありません。その上、遺伝子操作は確立された技術ではなく予測できない遺伝的エラーを引き起こします。その上、ゲノム編集技術は種子や農薬の市場を支配している多国籍企業の影響下にあります。まさに安全性をきちんと担保した上での科学・技術の開発ではありません。単純に金儲け主義による技術開発でしかありません。現状の品種改良技術で生産や供給のシステムの変更がなされば飢えや食量危機は回避できます。以前に市民向けに開かれた医療分野でのゲノム編集技術の講演会に出たことがあります。その時の技術開発者の人達の安全性についての話は50年位前の原発の開発者の発言とうりふたつでした。医療ですらそういった問題があります。安全性をさしおいて開発がされていいはずはありません。そこでゲノム編集技術とはどんなものか、何が問題なのかについて分子生物学を研究されている河田先生を講師にお招きして学習会を計画しました。まずは知ることだと思います。共に勉強しましょう。多くの方の参加をお待ちしています。                     (文責:漁野)

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