京都平和市民連合(平和塾)

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沖縄人骨問題を考えるシンポジウム開催のお知らせ

2017-05-22 17:45:09 | 平和・環境・人権 
シンポジウム
琉球人骨問題を考える

今帰仁村運天の百按司(むむじゃな)墓から持ち出された人骨が、少なくとも26体、京都大学に75年以上、保管されていたことが分かりました。百按司墓は今帰仁村指定有形文化財で、同村運天集落の北側にあります。『中山世譜』(1697年)には、貴族の墓だったことが記されています。百按司墓から人骨を持ち出したのは、人類学者で京都帝国大学助教授だった金関丈夫(かねせきたけお)氏で、かれはその後台北帝大に移っています。無断で持ち出された可能性が高く、事実確認なども含め京都大学総合博物館に『琉球新報』や研究者が問い合わせていますが、いまだ誠実な回答はありません。また同様の問題は、アイヌ民族の人骨をめぐって北海道大学において生じており、また他の多くの大学でも先住民族や植民地支配を受けた人々の人骨が存在することが、確認されています。
この人骨問題には、学知や大学と帝国、先住民の権利、今日のレイシズムの形態など様々な問題が重なり合っていると考えられます。シンポジウムでは、まずそれがいかなる問題なのかということを、多方面から確認したいと思います。
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日時:2017年6月5日(月)16時より

場所:同志社大学烏丸キャンパス志高館SK214

発言:松島泰勝(龍谷大学)、駒込武(京都大学)、冨山一郎(同志社大学)など

主催:同志社大学<奄美-沖縄‐琉球>研究センター



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