京都平和市民連合(平和塾)

反原発&環境保護&反戦平和運動など、様々な京都の市民運動の情報発信のブログ

講演会の紹介

2015-12-14 09:45:55 | 平和・環境・人権 
京都大学の岡真理です。
先月パリで起きた、同時多発襲撃事件を受け、今週17日(木)午後6時半より、京都大学にて、鵜飼哲さんの緊急講演会を開催いたします。以下詳細です。
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14年前の2001年、ワシントンとニューヨークで起きた同時多発攻撃のときと同じように、パリの事件後ただちにオランド大統領は「テロとの戦い」を宣言、シリアに対する空爆が続いています。
アメリカの同時多発攻撃のあと、「対テロ戦争」を批判する、さまざまな言説が紡がれました――サイード、チョムスキー、辺見庸……。
しかし、この14年間のそうした批判的知の蓄積など、あたかも存在しなかったかのように事態は進行しています。
破壊と殺戮に魅入られたかのように、いま、世界で生起している、この暴力的事態を、私たちはいかに批判的に捉え、いかなる未来を、いかなる世界を構想するのか――問われているのは、私たちの思考/思想の強度にほかなりません。
(とどのつまり、世界のありようとは、この惑星に生きる人間の「思考」の総体が実現したものです。)
今日とは違う明日を私たちが――とりわけ若い学生のみなさんが――切り拓いていくために、世界の現在をあらためて見つめ直し、問い直すための場が早急に必要だと考え、鵜飼哲さんの緊急講演会を企画、人間・環境学研究科 学際教育研究部との共催で開催いたします。
みなさまのご来場をお待ちしております。
■■緊急講演会===============================
パリ地区6か所同時襲撃事件を考える――フランス、世界、日本
講師:鵜飼哲(一橋大学教授、フランス文学)
日時:2015年12月17日(木)
   18:30‐21:30(予定)(開場18:15)
会場:京都大学 吉田南キャンパス(時計台キャンパスの南にあるキャンパスです)
   吉田南総合館 南棟地下 共南01教室(定員154名)
   アクセス&キャンパス・マップ http://www.h.kyoto-u.ac.jp/access/
*東大路通りに面した、グラウンドの南にある西門から入って直進、正面の建物が総合館西棟です。西棟の正面玄関からお入りください。(玄関入ってすぐエレベータあり)
◎参加費無料、申し込み不要
◎車いすOK

プログラム(予定)
18:15 開場
18:30 開演 主催者挨拶
18:45 鵜飼哲さん講演
20:15 休憩
20:30 質疑応答
21:30 終了

*3時間の長丁場になる予定です。老婆心ながら開演前に腹ごしらえをお忘れなく…。
*IWJで中継放送の予定です。

■講師プロフィール
うかい・さとし 1955年生まれ。京都大学大学院文学研究科修士課程修了後、1984年から1988年までパリ第8大学に留学しジャック・デリダに師事。現在、一橋大学大学院言語社会研究科教授。著書に、『償いのアルケオロジー』(河出書房新社, 1997年)、『抵抗への招待』(みすず書房, 1997年)、『応答する力――来るべき言葉たちへ』(青土社, 2003年)、『主権のかなたで』(岩波書店, 2008年)、『ジャッキー・デリダの墓』(みすず書房、2014年)ほか多数。

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主 催:京都大学大学院 人間・環境学研究科 岡真理研究室(PJ21)
共 催:人間・環境学研究科 学際教育研究部
問合せ:PJ21kyoto@gmail.com
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