サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

地域での見守りが監視にならないように

2016年02月22日 23時51分50秒 | 介護日記
昨日、夜に町内の班長会がありました。
私たちの町内では、毎月第1月曜日に「資源分別回収」を行っています。新聞、雑誌、古着等の再利用可能なものを分別回収しています。でも時々資源ではなく粗大ごみを出す人がいるので、班長が交代で監視をしています。

昨日の班長会で、「最近、電動車いすで分別せずにいろんなものを持ってくる人がおるので、注意してください」と町内会長さんが言ってみえました。分別せずにいろいろごちゃまぜで、中にはごみのようなものまで混ざっている ということでした。

でも、その人はどんな状況だったのでしょうか。ひょっとして認知症の症状も出始めているのかもしれません。話しを聞くことは出来なかったのでしょうか。
「こんなのは出してもらっては困るで」と追い返したそうです。迷惑をかける人、手間をかけさせる人、調和を乱す人は、みんなで監視して排除しましょう。そんな感じを受けました。

よく、認知症の人を地域全体で見守りましょう・・という話が出ます。とても良いことだと思います。でも度が過ぎると「みんなで認知症(と疑われる人も含め)の人を監視しましょう」になっていないでしょうか。
監視ではなく、適度な距離感をもった「さりげない見守り」が必要な気がします。難しいですけど。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿