サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

岐阜駅前でリーフレット配り

2016年09月19日 18時26分25秒 | 介護日記
認知症の人と家族の会の一員として、今日は岐阜駅前で家族の会のリーフレット配りに参加してきました。

9月は「世界アルツハイマー月間」ということで、全国で様々な活動が行われています。岐阜県支部もリーフレット配り(岐阜、大垣、高山)と、22日に記念講演会が行われます。

初めてのリーフレット配り。10時に岐阜駅に集合です。

岐阜駅前にある、金の信長像です。アルツハイマー月間の関連行事で、日本各地で様々な場所でのライトアップが行われます。岐阜でもできないかな、出来れば岐阜城をオレンジ色にライトアップできないかなと軽い気持ちで提案してみました。でも、費用が100万円以上かかる、さらに岐阜城は山(金華山)の上にあるので、オレンジに染めると山火事と間違われるとのことでした。今年はライアップはあきらめます。でも、どこか岐阜の象徴となる場所でライトアップできないか・・と思っていたときに目にした岐阜駅前の信長像です。
昼間は、あのマントをオレンジのマントにし、夜間、オレンジ色にライトアップ。そんなことを、またまた気軽に考えている自分がいます。認知症についての理解の深めてもらうための啓もう活動の一環としての、アピールのためのライトアップです。ぜひ岐阜でも何とかならないですかね

いよいよ本番のリーフレット配りです。

最初は気合を入れて
「認知症の人と家族の会です。9月は世界アルツハイマー月間です。」
大きな声でアピールしていたのですが・・・、道行く人はなかなか受け取ってくれません。ティッシュを配っている人もみえ(こちらは結構受け取ってる人は多かった)、なかなかリーフレットは受け取ってもらえません。

若い人は、受け取ってもらえないだろう・・と勝手に思い込んで渡さず、年配の方は、「何で私を選んで渡すんだ、そんなもん要らん」と言われそうな気が、これまた勝手に思って。本当にダメです。渡す以前の話しで、自分が勝手に負けてしまっています。

来年も頑張って参加するつもりです。
今度は、もう誰彼構わず、目の前のすべての人に声を掛けます
興味のない人、自分は関係ないと思っている人にこそ、このリーフレットを読んでもらう意味があると思います。勇気を出して全ての人に声を掛けます。

その後、皆さんと昼食。労をねぎらいました。他の皆さんは、頑張って配られたみたいです。

続けて私はサキさんの面会へ。
今日もあまり機嫌は良さそうじゃありません。広間で足浴を待っていました。歯ぎしりや眉間のシワは無いのですが、何となく表情は冴えません。それでも、持参したお菓子はパリパリといい音をさせて食べてくれました。
丁度、おやつの時間で、でてきたのはケーキ・・のミキサー食。デザートもミキサーになっちゃうんだと、少し残念な気持ちになってしまいました。ジュースはオレンジジュース。トロミはつけてもらわずに頑張りましたが、途中で思いっきりむせてしまいました。オレンジの酸味とトロミの無さが原因でしょうか。気を付けます