サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

スタッフの方と

2016年09月11日 17時22分19秒 | 今日のサキさん
今日のサキさんは、とても穏やかでした。

眉間にシワを寄せることもなく、歯ぎしりや、ブツブツも無し。

「昨日、すごい勢いでむせとったよ。おっさんみたいに、ホエ~~って
と、お姉さんに、サキさんの顔真似をしながら話していたら、サキさんも思わず笑ってくれました。声にも出して。

スタッフさんもやってきて
「今日、おはよーって声かけたら、おはようって答えてくれましたよ
と、うれしい報告をしてもらえました。

お姉さんの差し入れのお菓子を、いい音を立てて食べてくれました。食べることに関しては、今のところ問題なさそうです。汁物の具材も大きめにしてもらえるようにスタッフさんに伝えられました。

また、今日は、あるスタッフさんから、介護職につくきっかけのお話を聞けました。ご主人の介護(パーキンソン病で晩年は認知も)を8年間に渡って在宅でされたそうです。ご主人の介護に役立てばと資格も取っていたので、ご主人の介護終了後、そのまま介護の道にすすまれたそうです。
「施設に預けることは考えなかったのですか」私の問いかけに
「(施設にあずけるのに)罪悪感があって、自分が許せなくって」との答え。
主婦の方が、専業主婦の方が、施設を利用することの後ろめたさがあるのかな。近所の方の目も気になってみえたのかな。大変だったですね。食事介助のお忙しい時間に、貴重なお話を聞かせて下さってありがとうございました。

今日は、お姉さんがいろいろ聞いてくださいました。私一人ではスタッフさんとのコミュニケーションも十分には取れなかったかもしれません。お姉さん、いつもありがとうございます。これからもよろしくお願いします。

私一人の時にも、もっともっとスタッフさんに話しかけて、お互いの信頼関係を深めていくつもりです。