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べブさんを偲んで

2019-05-17 23:36:07 | 社会保険労務士の日記
こんにちは。東京都の社会保険労務士の頼木優子です。

今日は、「べブさんを偲(しの)んで」を書きたいと思います。彼女は私のNZ留学時代の恩師です。

つい先ほど、本日の22時前後にEテレのドキュランド「最後の恋をさがして」を見ていました。スイスでの70歳代前後の複数の独身女性のドキュメントで、それぞれが各々男性パートナーを恋焦がれる展開です。

5~6人それぞれの生活感の中を背景に、順繰り順繰り場面が変わるのですが、その中で唯一男性と無事カップルになられた方がいました。

その方の人柄や話す内容が、べブさんとよく似ていて、人生を明るく見ていて快活で、朗らかで。思わず涙が出ます。同年代だけでなく、彼女にとって年が若い人たちの輪にも混じり楽しむ、それがべブさんでした。

オーストラリアでの彼女のお葬式で参加されていたのは、ほぼ彼女と同年代の方が多かったのですが、彼女は多くの人に愛されていました。

彼女の話し振り(方)は、英国のエリザベス女王のと似ている時があって上品でいてかつ気さくさを漂わせ、現に女王との食事会にも同席されています(その時の写真を留学当時拝見しました)。
▲てんとう虫(彼女が特に好きだった虫)

留学時代こんな事がありました。彼女の家にたまたまお泊りしていた私は、就学中彼女の家に忘れ物をしたことに気付きます。彼女の夫(この方も先生)に取りに行きたいと申し出ます。

ところが、彼ら夫妻は高校での責務によりすぐには戻れません。どうにかこうにかしたい私は、何か方法が無いかと思いあぐねていると、ルーペットが「窓は隙間が空いてるけど、とても(入れそうにない…)」と言いかけ、

私はすぐさま彼女宅に突進します。確かに窓は隙間が空いていました。そして私は躊躇わず窓を壊さないで内に入りました。彼らは後から駆けつけてくれて、家の中にいる私に驚愕したのはルーペット。

べブさんは、何事もなかったように。そして私は今は思うのです。どうしてこのように素行の悪い私を最後まで受け入れたのかと。

彼女は、時にそして人生最後に会ったときには、涙ぐむようにして「You are special」と言って。今日は、なぜだか涙もろくて、失礼!

以上、東京都の社労士ブログ「頼木優子(Yuko Yoriki)」でした。