花紀行

トレッキングしたりその時々に出会った花たちの思い出
デジカメで撮った写真など・・・

ナツボダイジュ ボダイジュ

2014年06月13日 | 小石川植物園
菩提樹通りといって菩提樹の木が何本も集まっている場所があるのです。
今年は花が見られる!!!と期待して通いました。最初に花を咲かせたのは ナツボダイジュ でした♪


つぼみの頃 4月下旬

1枚の大きな苞葉が目立ちます

もう少しで咲きそう

明るいところではほころんできていました

一週間くらい後ではもう花の終わりになっていて~がっくり・・・肩を落とすばかり・・・



ナツボダイジュは思っていた以上に早く咲いてしまいました。





一方ボダイジュも同時に様子を見ていました。
芽吹きの頃 赤く見えるのは菩提樹の特徴の苞葉だと思います


4月の下旬にはもうつぼみをつけていたのです

5月に入ると  新芽という感じはなくなり緑色になってきたもののまだつぼみは硬い





6/4散歩のとき 花が咲きました!しかも鈴なりに花がついていました。
ナツボダイジュは5月中旬過ぎ頃が花盛りだったでしょう  
ボダイジュはそれより2週間くらい後に花盛りを迎えました。においがとってもよかったです♪


下のほうでも枝を伸ばしているので目の前で見ることができます♪ ゆらゆら動きすぎる
写真に撮るのがとっても難しくてほとんどボケました。


大きめの苞葉の下に花柄が分かれ花数が多いです。





子房がふくらむのはボダイジュも早い

菩提樹の花 ようやく見ることができました。
ナツボダイジュとボダイジュ  両方ともなんてうれしかったです♪
花の咲く時期に多少のずれがあるということのほかは両者の違いはよく分かりません。
シナノキ科のボダイジュの種類は見分けが難しくたとえ名札がついていても
確かとは言えない場合があるそうです。ナツボダイジュはかなりの高木になるとされています。
インドボダイジュとの混乱を招くこともありいっそのこと「○○シナノキ」に統一したらという意見もありました。

シロバナブラシノキ

2014年06月12日 | 小石川植物園
シロバナブラシノキ フトモモ科ブラシノキ属
白花というから真っ白なブラシノキの花なのかと思った! 真っ白ではなくうすく桃色がかっていました。







咲き始めは特に花糸のサーモンピンクの色が濃いです。



木の高さは相当ありました。それでほかの部分を見たらちょっと白っぽくなっている花もありました。





更に日にちが経つと!!!結構白いです♪

先っちょの雄しべはまだほんのりぴんく~





日数を経るにつれて白さに輝きを感じます。この頃はガクが特にきれいになったよう♪




雄しべがすべて落ちると 今度は新たな花が咲いたみたい

シロバナブラシノキって色の変化の過程を見ていくという楽しみがあったのでした。

コトネアスター wardii

2014年06月11日 | 小石川植物園
和名はあるのかないのか分かりません。コトネアスターと読めるのですが・・・



「cotone」 は「マルメロの古いラテン語表記」 「aster」は 「・・・に似ているもの」という意味だそうです。
マルメロに似ているもの?マルメロは木場の植物園で見たことがありますが・・・
ベニシタンと呼ばれることもあるようなのですがベニシタンとは違うような気がしています。
コトネアスターは種類がとても多いそうなのでその中の一種ということにしておくほうがいいみたい。




ちょっと見ただけでは花があるのかないのかも分からないほどの咲き方でした。
大きく開くわけでもなさそう これくらいで精一杯らしいです。






葉の裏側は白っぽく毛が多くふわふわしています。

ガクにも茎にも毛が多いので全体がふんわりとして見えました。あったかそうです♪






花の終わりごろには果実らしきものが見えました。ふくらんでいます♪







私的にはとても気に入った花になってマルメロ状態~  ?違った メロメロでした~

木場公園で見たマルメロの花です♪

キンロバイ ギンロバイ ハリグワ

2014年06月09日 | 小石川植物園
キンロバイといったら先ず高山植物だと頭に浮かびます!そのキンロバイが植えられていました。
花がたくさん咲いていて気分は標高の高いお花畑にいるよう♪  バラ科












金だけではなく 白い色の ギンロバイもありました!キンロバイは北の花 ギンロバイは南
北と南に咲く花を一度に見られるなんて♪ ごちそうさまです!










ハリグワという大きくなった木がありました。クワ科

雌雄異株 雄花も雌花も似たような花を咲かせる
ハリグワという名前は幹に鋭いトゲがあるからだそうです。検索結果は以下のことでした。
  ※葉は養蚕にも使える 和紙の原料にもなる
   石器時代には自生していたことが木片から分かっている 
   大阪にはまだ野生種がありレッドリストに載せられている




花のことや針のようなトゲのこと   この次には細かく見てみなくっちゃ!

クロバナヒキオコシ

2014年06月08日 | 小石川植物園
ハナショウブが咲いていました! 景色に彩りを添え梅雨どきの風情をかもしだしているよう



イチョウの木の根元に子株がいっぱい!!!


その後どうなっているのか見てみたら! 大きく膨らんでいました。
ふくらんではいるものの9月ごろまでは中でじっと成長を待つのでしょう


1房は対になって!

対になれずに寂しい思いをしている銀杏も




クロバナヒキオコシ  シソ科ヤマハッカ属  なんとなく頼りなげな黒い粒にしか見えない咲き方



葉がカッコイイ!


花といったらとらえどころがなく全く処置なし





果実は分果といって4つできるのですがそこまで確認できたら!!!無理だとすでにあきらめてる・・・
クロバナヒキオコシは見たいと思っていた花なのでお姿にお目にかかれただけでよしとします♪


紫雀の麻小笥 オオトウワタ

2014年06月07日 | 小石川植物園
ちょっと離れた場所からこの色の花を見て 見たかったフナバラソウだ!!!と駆け寄ったのですが・・・

フナバラソウそっくりの暗紫色です!  名前を見て へえ~ 変な名前



この植物の名前は  ムラサキスズメノオゴケ だそうです。  すずめのおこげ?って読みそう
キョウチクトウ科(←ガガイモ科) カモメヅル属 
「雀の麻小笥」(雀のおごけ)というのはイヨカズラの別名だそうで調べてみると「麻小笥」は麻糸を
積みためる鉢桶のことであると載っていました。どんな桶なのでしょう???
実の形が似ているらしい  ガガイモの果実似?どんな形になるのか見てみたいものです。






フナバラソウではなかったけれどそっくりな花を見てちょっとご機嫌♪
両者のよく分かる違いはなんなのか結局よく分からずじまい 花柄のあるなし?でもなさそう・・・




ムラサキスズメノオゴケに混ざって オオトウワタ がありました。ガガイモ科トウワタ属

オオトウワタはトウワタやフウセントウワタとは表情が違います!
果実はいかにもガガイモ科らしいのができそうなのでうまくいったら見られるかな♪






花の造りが変わってる どうなっているのか分からない 
頭を突っ込んでいるのはめしべなの~?
違いました~

 ★つぼみの一番外側に見えるのが咢(外花被)  
 ★薄い赤っぽい色をしているのが花弁(内花被)で咲き進むと外に反り返る
 ★白くて星形の花びらのように見えるものはフードと呼ばれる副花冠で漏斗型をしている
 ★副花冠の真ん中から突き出て見えるのは「つの」といって副花冠の一部である
雌しべ・雄しべは中央にあるのですがどれがどのようになっているのかよく見えない
雄しべに囲まれて雌しべがあるので外からは見えにくいそうです
子房は2つ 雌しべ2本は途中で合着して柱頭は1つだけとなっている  
超複雑なつくりをしています~ こんがらがりそう  調べたことは丸写しだし~




日数をおいてもう一度行ってみると 花がだらんと下に向いていました。反りかえる花びらが見やすい!

ロケットになって飛び出したいの???  ひゅ~~~ん!!!

アマチャ

2014年06月06日 | 小石川植物園
アマチャ ユキノシタ科  
ヤマアジサイの一変種だそうです。ヤマアジサイより少し大きいかなと感じました。
乾燥させた葉を煮出すと薄い甘みのあるお茶になる。















控えめなヤマアジサイ





モミジイチゴが生っていました!!!見るからにおいしそうなできあがり♪
ほかの場所でもモミジイチゴはたくさんあるのイチゴになるのは少なく貴重品
植物園内では味見できなくてごくっと生つば飲み込んで我慢します。






イワガラミ 

2014年06月05日 | 小石川植物園
イワガラミを見ることができました♪   長年の夢でした。 気品が漂っているような・・・


始めのうちの装飾花ってまだ白くなく淡い緑色でした。アジサイ科イワガラミ属

少しずつ白さが増してくるのでした。




葉柄は赤く

葉の縁には不規則な鋸歯



装飾花の萼片はたった1枚 でも存在感があります!

ちょっと風変わりな装飾花が!


真っ白な装飾花が目立ってとってもきれい! 
真ん中の両性花がつぼみの頃はあまり昆虫も近づいていないです。






花が咲いてきました!!!

この頃になるといい匂いが漂って昆虫もいっぱい集まって大騒ぎ!


つぼみは咲くとすぐに帽子のような花弁を脱いで落としてしまうそうです。



真ん丸くなっている花弁を雄しべが上へ押し出す。花弁は枯れてすぐに落ちてしまう。
咲いている花を見るとシベだけしか見えないのはこのためだったのです。


比べるために ガクアジサイの花



後日もう一度行ってみると終わりが近づき茶色というか貫録がついていました。



セットでツルアジサイがあればいいのに♪  山では両方を見るのですが
一目でどっちと中々言えない 植物園ならではの観察ができたと感謝しています。

蛾がいました!

2014年06月04日 | 小石川植物園
カメムシでひと段落したら!!!今度はなにか白いものがある~
シロダモから新しい葉が出始めているのかな?でもちょっと変・・・と遠くからだとそんな感じでした。
通り過ぎずに戻ってよかった♪ 近くに行ってみたら なにかの 「蛾」 動かないです。


枯れ木に止まっているのです。地面から10センチもないくらいの高さのところです。
翅の先がまだ伸びきっていないように見えるので羽化したばかりなのかもしれない


ワンポイントの模様があります! サテンステッチしたみたい  裾は波模様になってる


櫛のような触角は茶色なので オオミズアオ でいいと思います。オス・メスどっちなのかは分かりません。
美しいヒスイ色で見とれてしまいました。蛾ということも忘れるほどの美しさ!
ヤママユガ科に属するそうです。幼虫は緑色~終わり頃は茶色  サナギは緑色なのかな♪  
いつか桜の木に下がっているのを見たことがあるけどあれがそうだったのかな
もこもこふわふわちゃん




翅を広げてくれないかな~  枯草でそっと触るとちょっとは開く でもすぐに閉じてしまって
思わせぶりのはにかみやさん♪  触ると足もごちょごちょ動かしてくれます!


これくらい開いてくれただけでした。  オオミズアオはマニアの間でも人気が高いみたい
卵から大事に大事に育て、無事羽化するまで見守って観察するそうですが・・・
結構普通に見られるということなので次の出会いも期待したくなりました!
ちゃんと翅を広げている姿を見たいです~




池の近くに下って歩いていくと! なんでしょう?紅葉しているみたいです
これもかえで☆さんから聞いていました。スズメノエンドウ!!!




ルーペで見なくちゃならないくらい小さな花なのにサヤはご立派!



すぐお隣には葉っぱが赤くなってこれも紅葉? アメリカフウロでした♪





カメムシがいました!

2014年06月03日 | 小石川植物園
少し薄暗くなった針葉樹林が多い場所に小さな黄色の花を咲かせたコナスビを撮っていました。








そしたら散歩に行く前にちらっとかえで☆さんのところで見たばかりの昆虫が目の前にいるのです!!!
カナブンのなにかなんだけど・・・名前は後で分かるから取り敢えず失敗しないように撮らなくっちゃ♪
何枚も撮って比較的いいと思う写真をよく見ていったら足の部分も顔のところも玉虫色に光ってる!
この光り具合が写っていてよかった~~~


ひゃっ、触角というの?ここも青く光ってる!

そして翅をうまくしまえないのかしら・・・ここも玉虫色に!
ちょっと出ていてくれたお蔭で翅があるということを確認できました。



いいところだけ切り取りです!写真を撮っている間中ずっとカナブンの仲間だと思い込んでいました。
大きさはカナブンくらいの大きさなんです。でもこうして顔をよく見るとカメムシ顔
家に帰ってかえで☆さんのところを確認してやっとカメムシの仲間だったと思い出しました。
かえで☆さん、ありがとう♪  赤い筋がある 金色してる  アカスジキンカメムシ でした♪


成虫になる前は全く違う顔をしています。かえで☆さんが見たアカスジキンカメムシです↓
   http://blog.livedoor.jp/kaedecyan38/archives/51940440.html  
白い筋模様から赤くなって これで紅白  金色の体から黄金 亀は万年  縁起ものぞろい!
※反省  かえで☆さんのページをもっとちゃんと頭に入れておけばよかった 
まさかの出会いがあるかもしれないということを踏まえて予備知識になることは
積極的に取り入れることを心がけたい!