花紀行

トレッキングしたりその時々に出会った花たちの思い出
デジカメで撮った写真など・・・

霧の合間に

2012年10月14日 | 山の記録

パレットに顔料を盛り付けたような!と言いたい


こっちが晴れた 今度はあっち 向こうはもっと晴れてる そっちもいいよ!
晴れている間に早く!早く! どんどん写真撮って!と外野が指示してくるので
その都度あっち向き こっち向き  ふ~っ! ガスがちょっぴりきてる



ちょっぴりのガスだったのに後ろの山の稜線はもう見えない


青空は見えたり隠れたり 瞬時に様相が変って!!!

霧だ~  晴れた~   霧だ 晴れた
やまんばの 千畳敷カールデビュー は
  あたふた あたふた あたふた あたふた


青空と白い雲と太陽が当たった部分のコントラストがよかったかな♪


360度 いっときも見逃せないので超多忙だ!


はっきり見えていても半押ししている間にもうこんなことに



中央アルプス駒ケ岳連山は西駒ケ岳とも呼ばれるそうです。
主峰の宝剣岳直下に広がる千畳敷カールはおよそ2万年前の氷河がゆっくりとした流れで
すり鉢のような形にくり抜かれた地形です。
ロープウェーに向かうバスもロープウェーも待ち時間が長かったので散策の時間が削られ悔しい
それでも是が非でもここの紅葉を見たいという願いはなんとか叶いました。

渓谷の紅葉があでやかな晴れ着のようだとしたら斜面から盛り上がるような形になる
この地では美しく織り上げられた袋帯のようだと形容したくなります。
高山植物はすでに眠りにつこうとしていましたが残り花もちらほら
花の後の可憐な姿もまだ見られます。せめて半日くらいはいたかったのに・・・2012.10.10
見られた範囲の山の稜線や花崗岩などもう少し続きます。

タデの色々

2012年10月12日 | 水元公園
ヤナギタデと似ている咲き方 葉をかじってみても苦味はなかった


しなだれる様子もヤナギタデとは見た目が違いました。


曲線がカッコイイ♪


枝の下のほうにすっと伸びて咲いている花がありました。


ボントクタデも開いている花は少なかった


上の写真からこの下の写真までが ボントクタデ でした。


オオイヌタデ 水辺では大株に草の中では中位の大きさでした。




イヌタデは一番多く見られます。


ハナタデでいいかな~と思っている花 咲き方がまばらです。






托葉鞘のところ 元のサイズの画像を見たら葉の裏にも表にも細かな毛がありました。

次々と色々なタデが目の前に現われてくるとなんだかごっちゃになってしまって 
特にハナタデはまだこれからびっしり花がつくのかと思えてきたりでおぼつかなくなりました。
いつになったらタデの花が咲いてくるのかな~と待っていたら急にたくさん咲き始めました!
頭の中もたくさんのタデでごった返しています。

ヤナギタデ

2012年10月09日 | 水元公園
このタデは?といつものことながらしばらくは迷ってしまうタデの花


そうだ!葉っぱを1枚かじってみればいいのだ!
苦味・辛味入り混じっていつまでも舌に残りました。辛いのはヤナギタデ



あんまりたくさんは開かない花


湿り気のあるところには群生していますが離れた乾いた場所には生えていないです。




ふわっとした綿毛 宙に浮かんでる!でもくもの糸でつながっていました。


すぐそばにイヌタデより大き目のうす桃色の花が!オオイヌタデかな


このタデはちょっと違うのかな~ かじってみたらやっぱり苦かった





久しぶりにヤナギタデを見たのでここでゆっくり過ごすことができました。

ミヤギノハギ

2012年10月08日 | 水元公園
8月中旬過ぎの空模様とミヤギノハギ   夏空真っ盛りで花はちらほら


9月中旬過ぎには秋の空の気配が少し




10月初旬 花はめっきり少なくなって秋らしい雲に変りました。




葉の先は尖り気味


最初の頃の花




見映えがしてきれいだと思っていたときですが一番の盛りは見逃したのです。








10月には果実ができました。



ミヤギノハギの追っかけをしていたのに肝心要のいいときには出会うことができず
不本意な結果に終わりました。次はいいことがありますように 

ツルボ

2012年10月07日 | 水元公園
あっちこっちに固まりになってツルボが! メヒシバにも負けずがんばっています。
9月の下旬に撮ったのですが10日ほど後には早くも消えていました。
はなのいろは・・・眺めているうちにいつの間にか年老いて・・・











アサガオなんだけどなにアサガオなんだろう・・・


葉の形が変わっていました。やっと判明!モミジヒルガオでした。





もみじのように葉が掌状に5~7裂することから名前がつけられました。
水元公園野草園のそばでいつも咲いています。
ヒルガオ科サツマイモ属 別名はタイワンアサガオ

カリガネソウには果実ができて! 2つ 3つ 4つ入り 全部が4こ入りではなかった




カワラスガナ、イグサ

2012年10月05日 | 水元公園
草むらの中で一際目を引いたカヤツリグサの仲間  調べてみたらカワラスガナでした。
小穂の幅が広いので合っているといいな!  カヤツリグサ科 カヤツリグサ属







黒くなっているのはキシュウスズメノヒエ   これもかなり目立っていました。


雌しべがよく見えるのがありました!柱頭はふたつ見えます




下の画像で黄色く見えるのがカワラスガナ 茶色のかたまりになっているのはアゼガヤツリ
1枚ずつのアップになると区別がつかなくなるので一緒に並んでもらいました。
写真で見るより実物を目で見るほうがはっきりします。
こんなことを言ってもあいまいさはぬぐいきれないのですが間違っていたら訂正
ということになるかもしれない



なにかな~とずっと手元に置いていたごしゃごしゃの植物はイグサだと思います。
畳表の材料になるあのイグサ ただの 「イ」 はこのことだったのです。
フトイなら見ていたのですがイグサは初めてでした。フトイよりホソイ
畳表になるものは大きく栽培されるそうです。生えている場所は水のあるところ
イグサはイグサ科イグサ属 
花の色は緑色だそうですからすでに果実になっているのだと思います。







花(花序)がついているところまでが花茎で上の方は「苞」だと記載されていました。



ただの草原 ただの水辺 雑然とした中にも名も知らぬ植物がなんと多いのでしょう
ひとつ ふたつ と分かるようになったらいいのですが・・・

カリガネソウ

2012年10月04日 | 水元公園
野草園できれいに咲きました。  クマツヅラ科カリガネソウ属


左右対称に整然と!


後ろから見ても


前から見てもふたっつ仲良く♪


横顔も中々いいです。シベをきゅんと上げてから丸く下におろして


すそ模様


雌しべがだらんとしているのは仕事済みだから?


雄しべは長短2こずつ 雌しべの先は2つに分かれていました。

場所を移動したところで「カリガネソウはどこにありますか?」と聞かれました。
水元公園では知られている花になっているようです。目の前で写真を撮れるので
じっくりと向き合うには都合がよかった♪

マコモ

2012年10月03日 | 水元公園
えっ~ セイバンモロコシの初めの頃ってこんなにきれいなの? でもなんか変


赤味のあるところはやっぱりセイバンモロコシみたいだけど・・・
でもやっぱりなんか変 スマートすぎる



長いこと悩んで調べてみたところ「マコモ」ということが分かりました。
イネ科の穂のひとつひとつは正しくは小穂と呼ばれるのですが
雄の場合は雄小穂(ゆうしょうすい)雌の場合は雌小穂(ししょうすい)になります。
ここでは雄花雌花にしておきます。
始めは上の方で雌花が咲きブラシのような白い柱頭が目立ちます。



雌花の穂先の芒は長い 雄花には芒はつかないのですが中には芒がつくものもあるらしい。
赤く見えるのはこれから咲いてくる雄花ですが申し訳程度に短い芒(のぎ)が
ついているものも見えます。



マコモは雌しべが先に熟してから雄花(雄小穂)が咲いてくるので両方を同時には見られない



だんだん伸びてくると下のほうでは雄花が咲きました。緑色の部分は雌花が散った後です。


葯の色は黄色だということなので後日行ってみたら黄色い葯を見ることができました。






雄しべは6ケ 赤茶色の葯がきれいです!
文献では葯の色は黄色で花粉を放出すると茶色に変るとありました





花が終わったところ 中には果実が入っていると思います。やせた稲穂のように見える!


節のところを折ってみると


ぺろっとなにか出てきました。葉舌です!


な~んだ ちゃんと説明版があったのでした。
この立て札のあるところは遠いので細かな観察には不向きですが気がついてみると
マコモの生えている場所は多かったです。


「マコモ」で検索すると健康食品とかマコモ竹が出てきました。

     ♪ ま~こ~もだけ まこもだけ ♪ 

一度パクリのメロディーを思い浮かべたら頭から離れなくなって♪

黒穂菌の一種に寄生された新芽のマコモはその部分(根元の近く)が肥大するので
食用になり味はヤングコーンのようだそうです。
イネ科の中でも群を抜いて美しいと一目ぼれし ず~っと見ていてもあきないくらい
イネ科ではなくてイチゴツナギ科としているサイトもありました。

シマサルスベリ

2012年10月02日 | 水元公園

シマサルスベリがきれいに咲いたら写真に撮りたいと思っていました。
普通のサルスベリはたわわに花をつけますがこれはまばらにわずかに咲く程度です。








シマサルスベリの幹の肌色はとってもきれいですべすべしていました。



この花色はどうも看板に偽りありと思えて・・・薄紫色というより紅色に近いです。
サルスベリの影響が大きいように思えました。
花つきはムラサキサルスベリと同様あまり多くない






上の画像で左は普通のサルスベリの葉  右はシマサルスベリの葉 
シマサルスベリには葉柄があると名札に書いてありますがあまりはっきりしない
手の届くような位置に花も葉もないので細かな部分までは見ることができなかったです。
去年は撮り逃したので画像に残せただけで満足しました。

カヤツリグサ

2012年10月01日 | 水元公園
カヤツリグサ科の植物って言っても肝心のカヤツリグサはどれなんだろう・・・


こういうのがカヤツリグサなのかな~とうすうす思いつつ・・・


名札がついていたカヤツリグサがありました!随分大きくなってる 
上の写真もカヤツリグサでいいのかやっぱり分からない



これは名札つきのヌマガヤツリ  太っちょです。


キンガヤツリだと思いました。







どれも少しずつ違うことは分かるのですがそれ以上に中々発展しない
様々な場所でたくさん見ること 見慣れていくこと・・・果てしなく遠い道のりのようだ