岡山から戻って庭にまわり、雪柳の白さを背景に、坪畑をチェック。エンドウや玉ねぎが順調なのにニンマリ。だけど、大根が花をつけだしていた。この間まで葉っぱも青々として旨く、大根は小ぶりながら柔らかく食えてたのに。嗚呼、葉も大根も固くなりそう。しかも10数本一気につぼみをつけだした。
半世紀も前のこと、「だいこんの花」というTVドラマがあった。森繁や竹脇のやり取りを向田が人間味あふれたタッチで描いた名作、ホームドラマのはしり。高度成長期、「だいこんの花」を知らない戦後世代が闊歩しはじめた時代ゆえの名題だった。
畑作業の真似事をするようになって、毎年のように「だいこんの花」にお目にかかる。清涼感にあふれ可憐でしとやかな雰囲気は、たしかに明治の日本男児が愛した女性像と重なる。薹が立った野菜の悔しさを、ひととき忘れさせてくれる「はにかみ」があるのだ。
半世紀も前のこと、「だいこんの花」というTVドラマがあった。森繁や竹脇のやり取りを向田が人間味あふれたタッチで描いた名作、ホームドラマのはしり。高度成長期、「だいこんの花」を知らない戦後世代が闊歩しはじめた時代ゆえの名題だった。
畑作業の真似事をするようになって、毎年のように「だいこんの花」にお目にかかる。清涼感にあふれ可憐でしとやかな雰囲気は、たしかに明治の日本男児が愛した女性像と重なる。薹が立った野菜の悔しさを、ひととき忘れさせてくれる「はにかみ」があるのだ。
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