ぼちぼちやりま!

悪い時が過ぎれば、よい時は必ず来る。
事を成す人は、必ず時の来るのを待つ。
焦らず慌てず、静かに時の来るのを待つ。

マスコミのケンカ

2011-04-24 23:18:03 | 災害大国
たとえば今朝の毎日新聞では、原発存続に対して、朝日・毎日は「脱」をかかげているのに、読売・産経は「現状、もしくは推進」を表していて遺憾だと、ケンカを吹っかけている。
こんなケンカ、大いにやって欲しいものだが、この種の議論の場合、なんかかみ合わないことが多い、よくよく聞いてみると、表にあらわれている基礎情報が全く異なっている、意図的にかどうか知らないけど。
たとえば、電力の3割は原発が賄っているとか、原発が最もコスト安だとか、安全だとかクリーンだとか。

「電力は原発でもっている」・・・たとえ現代人の浪費三昧・不節操を話題にしなくても、原発なくとも、火力・水力だけでも十分やれる。原発を推進するがゆえに3割という数値が出てくる。

「原発は最もコスト安」・・・地元に配るお金もさることながら、行き先の見つからない再処理コスト、さらに一旦事故あらば会社破綻の憂き目にあうこと必死の再生コスト。これらの費用すべてを加味せずの議論はほとんど意味がない。実は、全くとんでもないコスト高になっている。

「安全・安心・クリーン」とか言った話題は、材料採取時のCO2を別にしても、今回の事故を経験すれば、孫・子に対して胸を張って言える筈はない。

   ***

結局、すべていつからかの誤った選択のなせる技。大企業や一部の政治家の利権、既得権益のなせる悲劇の結果。泣くのは弱者。チェルノブイリは5000人とも数万人とも死者がいる、今後10年以上かかる不始末を、一体誰が責任をもつというのか。

根本のデータを同一にして語らなければ、
無意味な論争に明け暮れて、またまた被災者をおいてきぼりにしてしまう。
マスコミの責任は大きい筈。

いつまでマスコミを信じているのか。
こんなことを書いても仕方がない筈なのに、
なぜか当り前のことをパソコンにうってしまっている。

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