ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

何も変わっていない。~監督交代後も惨敗のアルビレックス新潟~

2018-08-11 22:58:10 | アルビレックス新潟

サッカーJ2リーグ第28節。
鈴木監督解任後の第1戦。
片渕コーチが指揮をとる最初の試合。
ぜひとも勝ちたいものだ。
対戦相手は、勝ち点で3劣るだけの栃木。
しかし、栃木は直近6試合負けなし。
3勝3分けで前節も勝利し、波に乗っている。

監督の交替という事態にまで追い込まれた新潟。
前節に比べて動きはよいように思われた。
ボールも結構支配しているが、なかなかシュートまでは行けないでいるうちに、相手のチャンスとなってしまう。
前節の大分戦で先制されたのは、相手のセンタリングがちょうどよくゴールに吸い込まれてしまったというアンラッキーな失点だったが、今日も同様だった。
前半24分、ゴール前でクリアしたボールが相手の選手の前に転がり、それを決められて0-1。

そのまま後半になってしまった。
前節は、後半開始早々2点目をとられ、崩れていった新潟。
今日はそうはなるまい、と思っていると、なんと47分に一瞬のスキを攻め込まれ、2点目を献上。
…前節と同じじゃないか。
監督が代わっても、何も変わっていない。

それでも意地を見せたい選手たちは攻勢に出る。
79分、PKを獲得。「PK職人」の安田の出番。

ところが、コースを読まれ止められてしまった。
これを引きずっていたのか、その直後の自陣ゴール前で、安田はハンドの反則を犯してしまった。
逆にPKを与えてしまった。
安田にとっては、厄日であった。
昔懐かしい名前の相手FW、大黒は、PKを難なく決めた。
1-2となるはずが、0-3となって、ここで勝負あった。

結局1点も返せず、前節同様の大差の零封負け。
監督が代わっても、何も変わっていない。

選手たちは、足取りも早く引き上げてきた。

サポーターたちには、ブーイングの声を飲み込んで我慢している人が多かった。




アルビレックス新潟のHPにコラムを連載しているえのきどいちろうさんは、鈴木監督の退任に当たり、この木曜日に出された今回の記事に「読者にお願いしたいことがある」といっていた。

アルビは今、大ピンチだ。(略)今、ほんの少しダメージが加わったらアルビは壊れてしまう。呆れているのはわかる。やってられない気持ちもわかる。だけど、アルビを助けてほしい。人が離れたらこのクラブはおしまいだ。これは絶対に壊しちゃいけない。どうかアルビを助けてほしい。


…ええ、離れるものですか。
こんな情けないチームになっても、郷土にチームがあるから応援できるのだ。
負けるからといって、離れてなどいられるものか。
悲喜こもごもあるのだ、応援は続けるぞ。
そう思う。

…でも、行くたびに負けを見せられるのは、やっぱりつらいなあ…。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏の一番好きな花が咲き始めた

2018-08-10 21:24:13 | 草木花

【ムクゲの花】
夏の花で一番好きなのは、ムクゲだといつか書いたことがあった。
今でもムクゲの花は好きなのだが、最近は、ムクゲと同じアオイ科のこの花が、夏の花としては一番好きだ。

【オクラの花】
うす黄色の花びらに中心部の赤のような赤紫のような丸い模様がきれいだなあと思う。
もっとも、ムクゲも同様だったっけ。

毎年角オクラの苗を買って育てていたのだが、今年の苗はうまく育たず3本とも枯れてしまった。
それでも夏にその花が見たくて、7月にホームセンターに行ったら、苗が売られていた。
その苗は、丸オクラだったが、花が咲くことに変わりはない。
そこで、改めて3本の苗を購入した。
一時期枯れそうになったが、植え替えたら元気になって順調に葉を広げ始めた。
そして、ここ数日、花が咲くようになった。

オクラの花は、ムクゲ同様、一日しか咲いていない。
というか、朝は咲いていても一日もたない。
でも、野菜の花とは思えない。
気高さのようなムードさえ感じさせる。
美人薄命、か?

毎朝、オクラの花が咲いているかどうかを見るのは、夏の楽しみの一つでもある。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ずいぶん、やせましたね。」

2018-08-09 22:06:16 | 生き方
昨日はある集会があり、久々に会った人が何人もいた。
定年退職後の自分に話しかけてきてくれる人がいると、自分の存在がまだ認めてもらえるようでうれしく感じるものだ。
その話しかけてきてくれた方が口にしたのは、「ずいぶん、やせましたね。」ということである。
そうなのだ。
定年前に比べて、ずいぶんやせたのだ。

ここ数年の人間ドックや健診の結果から、変遷を見てみる。


体重に関しては、4年前は80.6㎏だったのが、今回は69.8㎏である。
4年前に比べて10kg以上やせているのである。
もっとも4年前は、前年倒れた娘の入院生活が続いていたから、自分自身健康な生活とは言えなかった頃である。
定年直前の平成28年にだって75.8㎏あったのだから、2年で6㎏もやせたことになる。
だから、当時から久々に会った人たちの目にはずいぶんやせたように見えたようだ。

実は、腹囲も変わっているのだ。
4年前は90cmで、堂々のメタボに該当していたのだが、それを脱出して今年は82.8cm。
40代で買ったズボンは、ぶかぶか。
若い頃の衣服がまた入るようになってしまっている。

これだけやせているので、何か悪い病気になったのでは、と心配までされてしまった。
あいにく悪いところは、記憶力以外はない。 
…と思う。
週に2回、13,14kmほどを走れているのだから。
今日も、31℃の蒸し暑さの中13km余りを走ってきた。
汗をびっしょりかいて、3kgの体重減。
走ってきた後の体重は、自己最低の68.1㎏。

こうして、週2回13,14km走ると月に約100kmは走ることになる。
これで、体脂肪がかなり燃えてなくなったのだろうなあ。
それが、体重と腹囲の減少につながっているのだろう。
逆に、これ以上はやせたくないなあ、と苦笑いしている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

理念は立派でも、結果が出なくては…~J2アルビ、ついに鈴木監督解任~

2018-08-08 14:41:23 | アルビレックス新潟
サッカーJ2リーグ、アルビレックス新潟の鈴木政一監督の解任が発表された。

「やっぱり」というか、「とうとう」というか、「遅い」というか、「遅すぎる」というか、人によって違うだろうけれど、アルビレックス新潟を応援する人なら、皆うなずくニュースだろうと思う。

今までも、監督交代を訴える人たちはたくさんいたが、私はまだ鈴木監督を信じたい気持ちもあったのだ。
それは、「育てることと勝つことと」(叢文社)という鈴木氏の著書を読んでいたからだ。

本の帯の裏側には、

キーワードは、“観る” そして、“プレーヤーズ”・ファースト。
自分を知り、味方を知り、相手を知る。正確な分析が勝利へと導く。

と書いてあった。
しっかりした理念がありそうだと思った。

そして、本の終盤には対談形式で、「理想のチームづくりはどうあるべきか」について、氏の考え方がしっかり出ていたところがあった。

個々の力を最大限に発揮して、チーム力で戦う、それが大事です。
勝てないことを選手の理由にして、選手を代える。それは、違う。もっと大事なことがあるのに、それに目をつむって選手の能力を理由にしてはいけません。
(もっと大事なこととは、)“プレーヤーズ・ファースト(選手第一優先)”という考え方です。この考えが日本には少ない。私がJリーグのクラブでいつも言っていたのは、“選手はクラブの財産”ということです。よい準備をして、チームの状態がよくなっているが、どうしても結果が勝利に結びつかない。やれることをすべてやった上で、どうしても結果が出ない場合は、選手交代もやむを得ない。

一番の問題は、組織にあると思っています。
あるクラブの強化担当者に相談されたことかあります。そのクラブは長い問、成績を残すことができずにいた。その強化担当者には監督経験も、指導経験もありませんでした。
 強化担当者「鈴木さん、いろいろ試しているんですが、どうしたらいいのか分からなくなってきました」
 鈴木   「全部、監督任せにしていないか」
 強化担当者「言われてみると、そうですね」
 鈴木   「このクラブは、こういうチームをつくって、こういうサッカーをする。そういう理念がどのクラブにもなくてはいけない」
クラブは監督を誰にするかを選ぶ。しかし、なかなか結果が出ないとします。この場合、監督が意図するチームの方向性とクラブの目指すチームの方向性が合致している場合、クラブは我慢するか、監督をクビにするのかの判断をすればいい。
たとえクビにしても、クラブにビジョンがあれば次の監督をそのビジョンに沿って選ぶことができる。しかし、結果が出ないからと、ビジョンもないのに監督を代えていたら選手が迷ってしまう。
強化の人間にもさまざまなタイプがある。フロント(クラブ上層部)にいても、上司の言うことになびいてイエスマンになっているタイプや、現状を見ながら選手のためにと上司と戦うタイプ…。このような状態では、Jリーグはよくならない。


…このような考え方は、非常に共感できるものであった。
「このクラブは、こういうチームをつくって、こういうサッカーをする。そういう理念がどのクラブにもなくてはいけない」
この言葉に、チームづくりについての理念があると感じていた。
J1に戻っても活躍できるチームづくりをしようとしているのだろう、とも考えられた。
だから、期待していたのだが…。

勝負の世界では、やはり勝利が最大限に求められているのに、勝利という結果が出せないのでは、結局説得力に欠ける。
契約解除、やむなし、である。

3年連続で監督代行を引き受ける片渕コーチにも、選手たちにも内心複雑なものがあるだろう。
だが、試合は待ってはくれない。
土曜日には、もう第28節となる栃木線がホームで行われる。
しっかり態勢を立て直して、一丸となって泥臭く勝利に向かうアルビレックス新潟の選手たちの姿が見たいと思う。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

快挙だ!創立5年目の開志国際高校、男子バスケットボールで全国制覇!!

2018-08-07 22:32:48 | 新潟
夏の甲子園大会は、野球部の高校生の全国大会である。
同様に、夏は、高校生の様々な運動の全国大会が行われる。
全国高校総合体育大会、俗に言う「インターハイ」、それが今東海地方の県で行われている。

このインターハイの男子バスケットボールで、新潟県の私立高校である開志国際高校が優勝した。

新潟県の高校が優勝したのは、久しぶりである。
過去には、私が生まれる前の1951年に北越高校が、同様に1952年・1955年そして1963年・1964年の4度三条高校が優勝している。
ただ、記憶に残っているのは、1999年の新潟商の優勝だけだ。
それももう、19年も前のことになってしまっている。
これだけでも、すばらしい快挙である。

開志国際高校は、新潟県胎内市にあり、その場所は以前「南イリノイ大学新潟校」があったところである。
「南イリノイ大」の看板を掲げていた時は、語学力の向上をうたっていたのだが、時代が移り変わると学生も少なくなってしまい、同大も手を引いてしまった。
そこに新しくできたのが、開志国際高校である。
できたのは、平成26年4月。
平成25年の頃胎内市に勤務していた私は、
その頃同校関係者の説明で、学校のコンセプトを聞いた。
「医学」「国際」「アスリート」コースを柱に、地域社会・国家・国際社会の発展に寄与できる真の国際人・リーダー・スペシャリストを育てていく
というものだった。
最初は、男女バスケットボール、陸上競技、卓球、ゴルフに力を入れていく、という話も聞いた。
少子化が進む市で、果たしてこの高校がうまくいくのだろうか、と思っていた。

それから、まだ今は5年目にしか過ぎない。
それなのに、全国制覇である。
快挙としか言いようがない。

組合せに恵まれたのかというと、そういう訳でもない。
2回戦  対コザ高(沖縄) 97対62 
3回戦  対福岡大大濠高(福岡) 86対73 
準々決勝 対北陸高(福井) 71対53
準決勝  対明成高(宮城) 95対75
決勝   対中部大第一高(愛知) 66対55

勝ち上がりを見ると、福岡大大濠高や明成高など、近年優勝している強豪を次々に打ち破ってきているのだ。
すばらしい。


指導者である、監督は数年前まで中学校の教師であった。
うちの娘や息子が在学していた時にも、バスケットボール部の指導をしていた方である。
わずか5年目で全国制覇である。
外国からの留学生や県外から来た生徒たちがいたとしても、全国制覇は簡単ではあるまい。
指導力や指導技術、そして人間性も必要だろう。
すごい、としか言いようがない。

今度は、様々な高校から追われる立場になるだろうけれども、今後もがんばってほしいなあと思う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

0-4で惨敗、アウエー大分戦

2018-08-06 18:24:31 | アルビレックス新潟
昨夜は、J2リーグ第27節、大分―新潟の一戦が行われた。
ただ、昨夜は、このことについて書く気になれなかった。
なぜなら、新潟は0-4の惨敗だったから。

夏の大分のスタジアムは蒸し暑くて、アウエーのチームはプレーしにくいという。
仮にそうだとしても、糸が切れたような負け方はないわ。0-4
前半は、それなりに互角だった。
ただ、先制点は、相手がラッキーだった。
センタリングしたら、それがたまたまコースがよくて、ボールがそのままゴールに吸い込まれてしまった。
それはまあ仕方がない。

後半の逆襲に期待しようと思って、ハーフタイムの間は茶の間を離れて少しの時間片付け物をした。
少し時間を要してしまったところ、茶の間からDAZN放送のアナウンサーの「ゴール!」の声。
急いで見に行くと、右サイドを崩され中央からいとも簡単にゴールを決められていた。
選手交代をして局面打開を図ろうとするが、またもまたしても容易に突破され、3点目・4点目を与えてしまう。
大分の選手に走り負けて、攻守の切り替えも鈍くなった新潟。
FWの選手ばかり並べて、後ろからボールを上げても、簡単にはね返される。
チャンスらしいチャンスもなかった。
策がなさすぎて、解説者からは、あきれられていた。
そればかりでなく、「プロなんですから、新潟の選手たちも、戦う姿勢を見せてほしいですね。」とまで言われる始末。
…情けないったら、ありゃしない!

さすがに、SNS等では、新潟の監督やチーム関係者に対する厳しい声が飛び交っていた。
どうしてこんなチームになってしまったのだ。
力のある選手たちがそろっているのに、なんでこうも情けない試合ばかりを見せられるんだ。
昔の新潟の選手ならあきらめずに走っていたというものあり、責任をとれというものあり、自分が監督や強化部長なら辞表を出すというものあり…。

最下位から2チームは、J3降格である。
J1昇格は、ありえない。
もう、J2で新潟の下には、3チームしかいなくなった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3回連続サヨナラ負けとはいえ、惜しかった中越高校、健闘を称える

2018-08-05 22:27:35 | 新潟
第100回を迎えた夏の甲子園、全国高校野球選手権大会が幕を開けた。
皇太子殿下・妃殿下の出席、始球式での松井秀喜の投球や母校星稜高校の勝利など、たくさんの見どころがあった。
ただ、新潟県人にとっては、今日の第3試合、新潟県代表・中越 対 北神奈川代表慶応が最も注目の一日であった。

結果から言えば、2-3の9回サヨナラ負け。
中越高校は、2015年、2016年、今年2018年と4年間で3回出場している。
しかし、それらすべて3回ともサヨナラ負けをしている。
出場3大会連続サヨナラ負け。
100回を数える夏の甲子園で、今までこんな記録はあったのだろうか?

3大会ともに指揮を取っている本田監督にすれば、本当に悔しい結果だろうと思う。
だが、今日の采配は、見ごたえがあった。
何といっても、投手交代である。
山本投手と山田投手の2人を交代で使ったのだ。
片方をライトの守備に、片方を投手に。
まるで、何年か前の阪神タイガースの投手交代である。
遠山-葛西-遠山-葛西…。
左と右の投手交代、そういう采配があったっけ。
あの時の監督は野村克也監督であったかと思う。
それを思わせるような投手交代、
山本-山田-山本-山田…。
この投手交代で、慶応打線を抑えていたのだった。
残念ながら、山田投手が打たれたヒットが、サヨナラヒットとなってしまった。

だが、とてもいい試合をしていたことは確かだ。
終盤の一死一、三塁のチャンスで、セーフティースクイズの空振りで飛び出した三塁走者が帰塁するもアウトと判定された。
あれは、ビデオで見ると空タッチだったように見える。
あの誤審がなければ、試合はどうなっていたかわからない。

だいたい、3回連続初戦サヨナラ負け、というのは接戦をしているという証だ。
十分に全国で戦える力を持っていることは試合内容が証明している。
今回も、全国有数の激戦地を勝ち抜いた神奈川の高校と互角の戦いを展開していたのだ。
ただ、最後に勝利を決める1点を取れなかったということ。
この初戦の壁を破ったとき、これからの中越高校の野球が大きく変わるだろうと思う。

でも…、
惜しかったぞ、中越高校!
健闘を称えたい!!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

乾いた土地に明日雨が降るか?

2018-08-04 22:11:41 | 自然・季節

明日の新潟県の天気予報に、「くもりのち雨」と、何週間ぶりかで雨の文字が出た。
本当に降るのだろうか?
怪しみながらも、期待している。

5日前に「雨がほしい」と書いたが、それ以降やはり降っていない。
そのために、公園の植物たちはさらに厳しい状況になっている。

何ということのない写真かもしれないが、この木の下は、本来なら青々とした芝でおおわれているはずなのである。

葉の半分が枯れてしまって、落陽が激しい木。

その下には、落葉がはなはだしい。

枯れてしまった木もあるほどだ。
早くもモミジが紅葉しているものが多い。

野草が生い茂っているはずの日当たりのよい場所は、こんな有様。

この変色したものは、アカツメクサなのだが、水分が足らずに完全にドライフラワー化してしまったという訳である。

今日の地元紙には、県の管理する17のダムすべてが、平年割れの貯水量であり、5か所は3割以下だという記事がトップであった。

こんな水不足の今だから、明日の雨を大いに期待しているのだが、果たして…???
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中越高校の選手宣誓から22年

2018-08-03 23:08:50 | 新潟
花火に続いて、長岡つながりになる。

今年の夏の甲子園の新潟県代表は、長岡市にある、中越高校になった。
もう12回も甲子園に出場した同校だが、大会で勝ったことはまだ2回しかない。
ただ、それよりも、私の心の中には、1996年に、当時の主将が選手宣誓を行ったことが印象に残っている。
その年は、アトランタ五輪が終わったばかりだった。
「アトランタの熱い感動の舞台は、この甲子園球場に移りました…」
「…やっぱり野球が大好きな私たちが…」
…といったことは、まだ心に残っている。
新潟県の高校が選手宣誓を行ったのは、100回の歴史の中で後にも先にもこの1回きりである。
だから、当時の主将の名前も、内容もよく覚えているのかも知れないが、やっぱり宣誓の内容がよかったことが一番である。

先月、地元紙の新潟日報に、「白球にかけた夏~新潟ヒストリー~」という特集で、当時その選手宣誓を行った儀同謙一さんのことが載っていた。
リハーサルで言葉に詰まり、異例の居残り特訓をしたり、本番前夜は午前3時まで暗記したりしたことや、間違いなく言えるようになったのは会場行きのバスの中だったことなどが書いてあった。
知らなかったのは、選手宣誓に決まってから右腕に異変が生じていたことだ。
捕手なのに、送球時力が入らず、選手宣誓の後の試合では倉敷工に完敗したのだった。

精神面に起因する運動障害「イップス」になっていたと知ったのは、その後のことだった。
ただ、選手宣誓に感動した全国各地の人々から、感動の思いを伝える手紙が届いたという。
大学卒業後、川崎市の中学校体育科の教諭に採用され、今はソフトボール部の顧問を務めるのだそうだ。
40歳になった今でも、選手宣誓の文章は、そらで言えるという。

新潟県代表の中越高校の今年の対戦相手は、くしくも北神奈川代表の慶応高校に決まった。
儀同さんが現在勤めている地域の代表ではないか!?
立派な選手宣誓を行った先輩がいる中越高校。
「儀同先生」がやっぱりすごい学校の卒業生だったのだなあ、と思わせてくれるような試合を見せてほしいものだ。
がんばれ、中越高校!!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

長岡まつり大花火大会~テレビで見る~

2018-08-02 22:27:09 | 新潟

今夜は、県内の長岡で「長岡まつり大花火大会」が行われた。
県内で花火大会といえば、一番が長岡、と言われてきた。

長岡まつり自体は、悲惨な出来事の慰霊がもとになっている。
昭和20年8月1日の夜、B-29の大空襲を受け、旧市街地の8割が焼け野原となり、1,500人近くの犠牲者が出たのだった。
その1年後、復興祭として行われたのが長岡まつりだったということだ。
だから、花火大会にも、復興と平和への祈りが込められている。
そして、2004年10月の新潟県中越大震災で多大な被害を受けてからは、フェニックス花火が打ち上げられるようになった。
今年も、平原綾香の「ジュピター」の歌と共に、フェニックス花火が打ち上げられた。

こんなふうに、ただ単に祭りだから花火を打ち上げるのではなく、復興と平和への祈りということが、この大花火大会のテーマとなっている。
そういう意味で、独自の意味があるのだよなあ、としみじみ思ってしまう。
今は、県の内外からたくさんの人々が花火大会を見に来るが、花火の美しさだけでなく、込められた祈りをかみしめてほしいなあ、とも思う。

私は、長岡に3年間勤務したことがあったが、単身赴任だったのでその1年目は家に帰ることを優先した。
2年目は、健康を損なって、入院中で花火大会には行けなかった。
3年目は、体調に自信がなく、やはり行かずじまいだった。

娘は、花火を見に行くのが好きだったので、6年以上前には、長岡はもちろん、柏崎ほかあちこちの花火大会によく出かけたものだった。
花火は打ち上げられたら戻って来ないが、うちの娘も花火大会というと出かけて帰って来ない、などと口にしていた頃が懐かしくも思う。
娘は、昔見に行った時のことなら覚えているので、いくつか思い出を話していた。

今夜は、家族でNHKの放送で花火を見ていた。


花火大会は、明日の夜も同じ規模で行われるということだ。
いつか、この大きな花火大会を見に行きたいものだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする