ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

アルビレックス新潟中野社長の誠意

2020-11-29 21:29:42 | アルビレックス新潟
今日の試合で、アビスパ福岡が勝ったので、アルビレックス新潟の今季でのJ1昇格は、完全になくなった。
去年や一昨年なら、まだ6位までに入れば、昇格決定トーナメントに出場できたのに、今年も来年も、J2リーグで2位までに入らなければ、J1昇格とはならない。
こんなところにも、COVID-19 感染症の影響が出てしまうなんて、残念でならない。

ただ、今日の夕方、すぐに「アルビレックス新潟を支えてくださる全ての皆様へ」と題した中野社長のコメントが発表された。
内容は、日常からの支援・声援に対する感謝と、J1昇格の可能性が絶たれたことへのお詫びであった。
そして、アルベルト監督がつくってくれた土台を継続し、来季を目標達成の年としたい、そのために精進するという決意と、アルビレックス新潟への変わらぬ支援のお願いで締めくくられていた。

今季は、いろいろなことがありすぎた。
さっそくこのようなコメントが出されるというのは、誠意が感じられていいなあと思う。

中野社長の誠意といえば、思い出すことがある。
13年前だったと思うが、私がA町に単身赴任していた折、その地域のアルビレックス新潟後援会の総会があった。
その際には、当時アルビレックス新潟の社長をしていた中野社長が、会場に来てくれた。
そこで、私は、中野社長にお願いしたことがあった。
「この町は、急速に少子化が進んでいる。だから、11人のチームを組むことすら難しい。それでも、サッカーを好きな子は多い。だから、サッカーの夢、将来への憧れが描けるよう、子どもたちのために、こんな町にこそ、アルビレックス新潟の選手たちを派遣してもらえませんか!?」
この願いに対し、中野社長は、
「分かりました。何があっても、実現するようにします。」
と、約束してくれたのだった。

ところが、お願いして間もなく、中野社長は、日本サッカー協会の仕事をするために、新潟の社長の任を退いてしまった。
しかし、後日、アルビレックス新潟から関係者が派遣されてきて、話を中野社長から引き継いだから実現したい、ということだった。
ただ、キャンプ中でまもなくシーズンが開始されるからということで、元選手だった梅山修さんに来ていただいてのサッカー教室開催となった。
当日、子どもたちの目は、きらきらと輝いていた。

私は、約束を守ってくれた中野社長の誠意を本当にありがたく思い、日本サッカー協会の専務理事となっていた中野氏へ、礼状を書いた。
そんな思い出がある。

今回の中野社長のコメントには、「12月20日の最終節まで全力で戦う」という部分もあった。
そうですね。
最終節まで残り試合を全力で戦ってもらい、来季に向けた希望をさらにふくらませたい。
中野社長、ありがとうございます!
来季に向けた強化の動きも、よろしくお願いします!

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