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60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

悪条件の数々をものともせずに勝つ これが首位の強さ ~アウェイ愛媛戦~

2021-04-24 18:18:11 | アルビレックス新潟
これが、首位を走るチームの強さだ。
そう思えた、今日の試合だった。

サッカーJ2リーグ第10節、アルビレックス新潟は、アウェイで愛媛FC戦。
この一戦は、実は非常に不平等な一戦。
どちらのチームも、先週土曜日からの1週間に3試合という厳しい日程。
水曜日の夜に試合をして中2日というのも、同じ条件。
ただ、不平等は、試合を行う場所。
愛媛は、水曜日も今日もホームでの戦い。
新潟は、水曜日は栃木でアウェイを戦い、また今日もアウェイ。
そのうえ、関東から四国への長い距離の移動であり、疲れも取れないうちに中2日で試合とは、過酷だ。

だが、それにもめげずに、きちんと勝ち切った。
しかも、試合中警告退場で一人少なくなった中でも、追加点をあげて勝つのだから、さすが新潟、現在首位の強さを持ったチームだと感心する。

試合は、前、中、後ろと、一人ずつ前節とは違う選手を先発させた。
前は、矢村ではなく、星。
中は、島田にかわって、ゴンサロ・ゴンザレス。
後は、舞行龍にかわり、早川。

このように、3人が代わっていても、ボールを保持して戦う新潟のサッカーは、まったく違和感なく展開された。
それが、早くも前半12分に現れる。
至恩がドリブルで運び、右前へ大きくパスを送る。
エンドラインぎりぎりで追いついた星が、そのままゴール前にクロスを上げると、藤原が飛び込んできたが、決めたのはFWの谷口のヘディングだった。
点取り屋の期待が高かった谷口に、待望の初ゴールが生まれた。

これで、開幕から10試合連続の先制ゴール。

この後も、パスをつないでボールを保持しながら戦う新潟の優勢な試合が続いた。
ちっとも中2日を感じさせない、チームのいい動きだ。
ただ、時々決定的な場面も作るのだが、決め切れないまま後半へ。

後半になると、愛媛が少し押し返す。
それでも、前節の栃木戦ほど危ない場面は見られないように思えた。
追加点がなかなかとれないまま、後半の時間が進んだ。
ここから、満を持してフレッシュな選手を入れて試合を引き締めに行く。
まず、ゴンサロ・ゴンザレスに代えて島田、次に高木に代えて三戸、その後谷口に代えて田上、星に代わって矢村。

ところが、一番若い三戸が、交代後まもなくイエローをもらってしまった。
そのうえ、84分に2枚目のイエローをもらって退場。
第2節の長崎戦のようなピンチに陥ってしまった。

ただ、この試合のアルビは、守りに入るだけのチームではなかった。
しっかりパスをつなぎ、機を見て前線にパスを送る戦いをしたのだ。
それが実るのだから、新潟は強い。
88分、長いパスを受けた至恩が、ドリブルで相手をかわして前に進み、ペナルティエリアに侵入し、見事にシュートを決めた。
勝利を決定付ける2点目のゴール!
ドリブルも、トラップも、シュートも、若いながら一級品のそれだった。
J2ではもったいないくらいのスーパープレー!

これで、勝負あった。
あとは、相手をゼロに抑えるだけ。
2-0で、見事に勝利して首位を守り、開幕から10戦負けなしを続けた。
それでも、アルベルト監督は、決定機を逃し続けたことを悔やみ、笑顔を見せずに「まだチームには成長の余地がある」と語っている。
それが、頼もしい。

中2日、遠距離移動のアウェイ連戦、一人退場…苦しい条件がいくつも並んだ試合でも勝利した。
首位の強さを見せたゲームであり、やはり見ていて楽しいサッカーだった。
これから以降も、このサッカーを磨き上げて突っ走っていってほしい。

これで、1週間休みがある。
そしてまた短期間に3試合を行うことになる。
選手たちには、まず休んで疲れを取ってほしいし、故障した選手たちには回復に努めてほしい。

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